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設 立 趣 旨 書            

日本にはおよそ240 種のチョウが生息しますが、近年、生息地が減少したり、個体数が減少して、絶滅の危機に瀕している種や地域個体群が少なくありません。例えば、環境省が2000 年に公表したレッドリスト(「絶滅のおそれのある野生生物種」のリスト)には、日本のチョウのおよそ4分の1に当たる62 種のチョウがあげられています。もし、適切な保全のための活動や対策を行わずこのまま放置しておくと、多くのチョウが絶滅していく可能性が高いと考えられます。
このような状況にある日本のチョウ類とその生息環境を適切に保全していくためには、全国レベルでのチョウ類の生息状況を正確に把握し、科学的な視野にたった保全計画を立案し、実施していく必要があります。そこで私たちは、衰亡しつつある日本のチョウ類を絶滅から守り、その生息環境を適切に保全するための活動を通じて、日本における生物多様性と自然環境の保全に寄与するために、平成16年6月に日本チョウ類保全ネットワークを設立し、さらに、生息地の保全事業等、より積極的な活動を行っていくことを掲げ、平成18年2月に日本チョウ類保全協会へと名称の変更を行いました。
今般、これまで行ってきた活動を、さらに発展させるために、特定非営利活動促進法に基づく法人格を取得することとし、特定非営利活動法人日本チョウ類保全協会を設立することといたしました。
私たちは、法人格取得後は、日本の様々な地域において、チョウ類保全のための調査や実践的な保全活動を通じて、チョウ類をシンボルとした自然環境の保全を一層進めてまいります。

平成18年 4月15日                                                                  
法人の名称   特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会
設立代表者   藤井 恒



 


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