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★        Nature News No.14 (1999/05/12発行)        ☆

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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇CONTENTS(目次)◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

◇ ■はじめに                            ◇

◇ ■ひとりごと:学校で学ぶということ その1            ◇

◇ ■イベント紹介:第1回渓流保護シンポジウム(5月15日)       ◇

◇ ■新連載 パンパの鳥たち(6) 高木一夫              ◇

◇ ■雑記蝶 (14):ウスバシロチョウ                 ◇

◇ ■くりえいとPEN:更新情報                   ◇

◇ ■お知らせ                            ◇

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



●Nature Newsは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行さ

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■はじめに

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○Nature News は、読者のみなさんから寄せられたネーチャー関連の情報をお届

けする電子メールマガジンです。 (^^)/



○動物・鳥・昆虫・植物・花などの季節の情報、ネーチャー関連の本やホームペ

ージなどの紹介などのほか、エッセイなども掲載します。



○皆さまからの、情報提供、ご投稿をお待ちしています。

           ・・・なければ、自分で書くだけです。。ハイ (^_^;



○掲載は無料ですが、内容によってはご希望に添えない場合もありますので、予

めご了承ください。 m(__)m



○なお、お寄せ頂いた情報等は、くりえいとPENのホームページ

   http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ 等で

紹介させていただく場合があります。



○バックナンバーは、次のHPでご覧になれます。

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■ひとりごと

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○学校で学ぶということ その1

 私は幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、大学院とずいぶん長いこと学

校にいました。とくに大学院には長いことお世話になりましたし(^_^)<、大学院

を出た後も、研修員というかたちで数年間残っていました。その間、いろいろな

ことを学びましたし、経験もしましたし、友人もできました。

 その一方で、私はいろいろな立場で、人に教えることもしてきました。私がよ

い先生であったかどうかは別として(私自身が評価することではないので)、そ

んな中で考えたことを、ちょっと書いてみようと思います。



* 幼稚園で。。。

 (保母さんが、何種類かの絵をかいた画用紙を掲げて)「仲間はずれはどれで

 しょう!」

 これは、たぶん、全国各地の幼稚園や幼稚園に入るための塾などで、今も繰り

 返されている光景でしょう。でも、これって、ひどいと思います。どうして、

 無理やり「仲間はずれ」を作らなきゃ、いけないんでしょうね。幼稚園で子供

 たちに差別心を植え付けているようなものだと思うのですが。。。

 もちろん、違いに気づくことは大事かもしれませんが、どう考えても教え方が

 マズイと思います。これじゃあ、違いばかりが強調されて、違いばかり気にす

 る人間ができてしまうような気がします。違っていることは全然悪いことでは

 ないし、違いよりも「同じであること」に気づくことの方が、ずっと大事なこ

 とも多いはずですよね。

 じゃあ、どうすればいいのかって。。。それは自分で考えて。。。と言いたい

 ところですが、たとえば、

  何種類かの絵を絵をかいた画用紙を子供たちに見せて、好きなように分類さ

  せてみる。

 とか

  自由に思ったことを言わせてみる。

 とか、したらどうなんでしょうね。もちろん、答えは1つじゃないと思います

 けどね。

 

 てな話を、ず〜っと前から、授業の余談としてやっていましたが、数年前、朝

 日新聞の投書に、同じような意見が載って少し安心したのでした。



* 園児のいる家庭で。。。

 (子供)「でんでん虫とってきたよ。飼うから、(でんでん虫の)ごはんちょ

      うだい・・・」

 (母、ちょっと困って)「えっ、飼うの。。。大変だから、やめときなさい。」

 (子供)「だって、(幼稚園の)先生が飼ってみようって、いったんだもん。」

     「絶対飼う! ねえ、いいでしょう?」

 (母)「しょうがないわねえ。。。飼ってもいいけど、ちゃんと自分で世話す

     るのよ。」(といいつつ、自分が世話する覚悟をしている母)

 

 (その後、しばらく母がでんでん虫を飼う日が続く。その間、卵が産まれたり、

  卵が孵って、子でんでんが増えたりして、ちょっと持て余し気味の母)

 (子供は相変わらず、でんでん虫探しに熱中。そしてある日)

 

 (子供)「ねえ、お母さん。お家のない、かわいそうなでんでん虫がいたよ。」

     「これも飼っていいでしょう?」

 (母)「キャー、何これ! ナメクジじゃない!!」

    「ちょっと、待ってなさい、今、お塩を持ってくるから。。。」

 (子供)「お塩を食べるの?」

 (母)「違うわよ。塩をかけて殺すの!」

 (子供)「かわいそうだよ。やめて! お家のないかわいそうなでんでん虫な

      んだから。。。ひどいよ、お母さん。」

 

 これも時々見られる光景じゃないかと思いますが、私はナメクジをカタツムリ

 と判定した子供の観察眼をほめてやりたいです。いい目をしてます。でも、ナ

 メクジが嫌いなお母さんの気持ちもわからなくはありません。同じ状況は、幼

 稚園や保育園の保母さん(先生)と子供の間でも起こり得ますね。もし、あな

 たがお母さんや保母さんだったら、こんな時、どう対応しますか?

 ナメクジもカタツムリも同じ仲間なのに、殻が見えるか見えないかだけで差別

 されるのは、なんだか理不尽な気がします。大人はこの子供に学ぶべきだと思

 いますけどね。。。



                        <このシリーズ つづく>



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■イベント紹介

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○第1回渓流保護シンポジウム:砂防ダム問題を考える!

 渓流からのイワナの嘆き!

 1999年5月15日(土)シンポジウム(基調講演およびパネルディスカッション)

   時 間:13:00〜17:00 

   会 場:県(あがた)の森公会堂

       (長野県松本市県3-1-1 0263-32-1812(駐車場有り))

   参加費:1000円

 1999年5月16日(日)北アルプス島々谷砂防ダム群見学

   集合場所:松本駅前(東口)

   出発時刻:8:30

   解散時刻:16:00(松本駅)

   持 ち 物:昼食、雨具、お椀(釣れたらイワナ・山菜汁)、懐中電灯

  ※往復で4時間ほど歩きますので、履き慣れた靴を用意して下さい。



 ●主催:砂防ダムいらない渓流保護ネットワーク

 ●問い合わせ:田口康夫 住所:〒390-0814長野県松本市本庄2-1-18 

            電話:0263-32-1511 FAX:0263-32-8278 

       E-mail: hirayama@po.shiojiri.ne.jp

           yoshizawa_yuki@email.msn.com

       ホームページ: http://www.shiojiri.ne.jp/~hirayama/



 ☆詳細はNature News NO.13をごらんください。



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■パンパの鳥たち (6)                   高木 一夫

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▽ウルグアイでごく普通に観察できる鳥の種類と場所

 以下の鳥類についての観察は精粗まちまちなので、誤った判断をしている場合

があると思います。気の付いた人は是非情報を下さい。また、写真はすべて8mm

ビデオの映像をクリップしたものなので画質はあまり良くありません。もし興味

のある方にはオリジナルのビデオ映像をCDROMにmpeg圧縮画像またはビデオに

ダビングとして提供することは可能です。

                         e-mail:Takazu@aol.com



▽海・河・湖



1. ミナミオオセグロカモメ(和名)

  Gaviota cocinera (スペイン語)

  Kelp gull(英語)

  Larus dominicanus(学名)



 ミナミオオセグロカモメはウミネコの 2倍ほどもある巨大なカモメだ。海岸の

護岸などに一列に並んでいる様は見事である。性質は荒々しく、餌を取り合って

競う様子は壮絶ともいえる。漁船やフェリーの後を追ったり、畑でトラクターの

後を追っているが、ウルグアイでの特別の集合地は牛や羊の屠殺場だろう。

 ハゲタカのいないモンテビデオ周辺では完全にゴミ掃除屋の役割もしている。

ラプラタ河に排出される都市下水の出口も格好の餌場で、いつも数十羽がたむろ

している。

 内陸部へ採餌のため朝早く集団で出かけるグループも多く、内陸 50〜100kmま

では日帰りをしているようだ。海鳥の仲間で数の多いのはユリカモメ、アジサシ

の仲間である。



2. ウ (和名)

  Bigua(スペイン語)

  Neotropic Cormorant (英語)

  Phalacrocorax olivaceus(学名)



 海岸線付近にあるラグーナ(浅い半鹹水の湖)の砂洲に大群が見られることが

あるが、日中は単独で行動している場合が多い。

 ウルグアイの中央部のリオネグロ河にある発電所のダムの下には1000羽以上の

群が常時いる。この群はダムから排出される水とともに浮き上がってくる魚を狙

っているもので、水圧が急激に下がったため浮いてきた魚を追いかけている。 



3. マゼランペンギン(和名)

  Pinguino patagonico(スペイン語)    

  Magellanic Penguin(英語)    

  Spheniscus magellanicus(学名)



 ウルグアイでは南極海流に乗ってラプラタ河口に現れ、魚を追っているうちに

延縄や刺し網にかかるものが多い。愛玩用に飼育されているものも多い。延縄や、

刺し網にはペンギンのほかにピンクのカワイルカも掛かる場合があり、川岸に打

ち捨てられていることが多い。

 マゼランペンギンの群生地はアルゼンチンのバルデス半島が有名である。そこ

での写真も参考に付け加えた。



☆今回の説明に付属する写真

 1. ミナミオオセグロカモメ:3枚(カモメ、カモメ2,ユリカモメ)

 2. ウ          :1枚(ウ)

 3. マゼランペンギン   :3枚(ペンギン1,ペンギン2,ペンギン4)



                             <次号へ続く>



         ★★★ 写真を見たい方へ ★★★

         

 この連載記事には写真がありますが、Nature News には添付はしていません。

写真をご覧になりたいなりたい方は、次のいずれかの方法を選択してご覧くださ

い。なお、画像の公開、発信はNature News の発行より若干遅れますのでご了承

下さい。



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           >>>http://japan-inter.net/nature-news/index.htm



 2) 画像ファイルを電子メールで受け取る

     nature-news@japan-inter.net

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  さい。その際、バックナンバー分の画像も必要な方は、何号から必要かもお

  書きください。配信する画像の著作権は作者(または撮影者等)にあります

  ので、許可なく二次使用することはできません。また、画像の配信を中止さ

  れる場合は、上記のアドレス宛てにsubject を「画像配信中止希望」とした

  メールをお送りください。



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  この場合はフロッピーデイスク1枚につき、\1,000(送料、税込み)の費用

  負担が必要です。詳しくは

     nature-news@japan-inter.net

  まで、メールでお問い合せください。



            ★★★ お願い ★★★



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 が送られてきていない場合は、お手数ですがメールでお問い合わせください。



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■雑記蝶 (14)                        藤井 恒

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○ウスバシロチョウ

 この季節、本州や四国の山間部へ出かけると、草原や畑をふわふわと緩やかに

飛翔する白いチョウに出会うことがあるかもしれません。これがウスバシロチョ

ウです。ウスバシロチョウはアゲハチョウ科に属すので、ウスバアゲハと呼ばれ

ることもありますが、その姿を見るとウスバシロチョウといった方が合っている

と思います。

 ウスバシロチョウは日本では北海道、本州、四国の低山地から山地にかけて分

布していますが、暖地では分布は局地的となり、山間部に局地的に分布するよう

になります。幼虫の食草はケシ科のムラサキケマンやエンゴサク類で、成虫は年

1回、この季節だけに見られます。早いところでは4月下旬ころから発生します

が、ほとんどの山地では5月10日ころから5月末にかけて見られます。また、寒冷

地では6月になってから見られるところもありますが、いずれの地域でも年1化で

す。以前、京都で調べたところでは、野外での♂成虫の寿命はだいたい 2週間ほ

ど、♀成虫の寿命も3〜4週間ほどでした。ほかの場所でもこんなものだと思いま

す。

 ウスバシロチョウの成虫はさまざまな花を訪れますが、特に、ネギボウズの花

好きで、しばしばネギボウズに何頭ものウスバシロチョウが群れている光景に出

くわします。吸蜜に熱中しているウスバシロチョウは動きも鈍いので、手で簡単

に捕まえることもできます。

 羽化した成虫はまもなく交尾をしますが、このとき、♀の腹部には、♂の分泌

物からなる交尾後付属物が形成されます。これは、♀の交尾口などをふさいでし

まうので、通常、♀は 1回しか交尾できなくなると考えられます。同じような交

尾後付属物は、ウスバシロチョウの仲間のほか、ギフチョウ類などでも形成され

ることが知られています。これは、交尾した♂が着実に自分の子孫だけを♀に産

んでもらうための戦略と考えられていますが、稀に、この交尾後付属物をはずし

て強引に2回目の交尾を成功させる♂もいるようです。なお、この交尾後付属物

を交尾嚢と訳している本もありますが、交尾嚢は♀の内部交尾器の一部をさす名

称なので正しい使い方ではありません。

 交尾を終えた♀は、食草の根際付近の枯れ枝や枯れ葉、小石などに 1卵ずつ卵

を産み付けて行きますが、産卵は結構乱雑で、♀を生かしたまま三角紙(採集し

たチョウなどを一時保存しておくための、三角形に折られたパラフィン紙など)

に入れておくと、その中でも産卵します。その後、卵内に1令幼虫が形成されま

すが、この幼虫は翌年まで、そのままの状態で越冬します。卵は翌年、まだ雪が

残っている頃に孵化し、食草のムラサキケマンなどを食べて急速に成長して蛹と

なり、5月ころ成虫が羽化します。

 ところで、ウスバシロチョウは、羽の色調の地域変異や個体変異が多いチョウ

で、羽全体がほぼ真っ白なものから、真っ黒になってしまう「ウスバクロチョウ」

まで様々な変異があります。一般的には、日本海側の多雪地帯のウスバシロチョ

ウは黒化する傾向があって、特に山形県小国町周辺などの個体群は著しい黒化型

が見られることで有名です。最近、各地のウスバシロチョウの間で交雑実験を行

った報告が「蝶研フィールド」という雑誌に掲載されましたので、興味のある方

はご覧ください。

 また、近年、草原性の蝶の衰亡が言われる中にあって、このウスバシロチョウ

は分布を拡大していると言われています。特に、関東〜東海にかけての地域では

その傾向が大きいようで、富士山山麓などでは継続調査がされています。もちろ

ん、他方でウスバシロチョウがいなくなっている地域もあるので、ウスバシロチ

ョウが分布を拡大している原因を是非知りたいものです。



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■くりえいとPEN:更新情報

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○くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/

 チョウや昆虫、写真などの総合情報ページです。



○今日のひとこと http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/hitokoto000.htm

 その時々に体験したこと、思ったこと、お知らせなどを不定期に紹介していま

 す。

 

○アサギマダラ情報

 いよいよ春のマーキングが本格化!!

 種子島では1000頭以上のアサギマダラが標識され、放蝶されたそうです。

 九州以北での再捕獲が期待されます。5月中旬ころには本州でも見つかるか?

            http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/asagi-net000.htm



○お勧めの本のページ http://japan-inter.net/book/

 Nature Newsで紹介した本を中心に、★★★以上の本を紹介します。



○津軽昆虫同好会の紹介ページ。津昆関連の本の紹介ページもできました。

                 http://japan-inter.net/insect/tsu-kon/



○ホームページの設置サービスを始めました。無料サービスもあります。

                http://japan-inter.net/information000.htm



○子ども向けの質問コーナー「質問ひろば」  http://japan-inter.net/kids/

 ネーチャー関連の質問ができます。大人も利用できますよ。



           >>>>>>>>>>>>見・に・来・て・ね  (^^)/



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■お知らせ

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○情報提供・ご投稿をお待ちしています。

 Nature News では、読者のみなさまからの情報提供やご投稿をお待ちしていま

す。ネイチャー関連の情報なら何でもOK・・・季節の生き物情報や新刊・CD

・パソコンソフト・ビデオの情報(宣伝)、素敵なネーチャー関連グッズの紹介

(宣伝)、ネーチャー関連のホームページの紹介(宣伝)、自然や環境について

のご意見など、何でもお寄せ下さい。

 なお、写真(画像)や音声も紹介されたい場合は、ホームページの方でご紹介

することも可能です。

 ただし、営業行為に該当するものは、ホームページへの掲載が有料となる場合

もありますので、ご相談ください。



○Nature News に掲載されている情報のご利用は、利用者の責任でお願いします。

 Nature News に掲載された情報を利用された結果、何らかの損害を被られても、

 くりえいとPENでは責任はとりませんので、予めご承知おき下さい。



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*    お問い合わせは ad@japan-inter.net までどうぞ。        *

*    広告について詳しくは、                    *

*      http://japan-inter.net/nature-news/ad-mail.htm      *

*    をご覧ください。                       *

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■編集後記

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○5月9日は、富士五湖と入笠山へ行ってきました。富士五湖周辺では、ヤエザク

 ラ(サトザクラ)やツツジ類などがちょうど見頃で、新緑がきれいな季節でし

 た。長野県入笠山には夕方近くに着いたのと、少し曇っていたので、山頂はち

 ょっと寒かったです。山頂では越冬後ボロボロになったエルタテハ(蝶)と、

 ノウサギを観察しました。八ヶ岳と南アルプスなどはよく見えましたが、霞ん

 でいたこともあり、富士山の姿は見えずじまいでした。



○この時期、京都市内でおすすめのスポットは、まず山科の勧修寺。ここのお庭

 にはショウブやカキツバタ、スイレンなどがさく美しい池があり、たくさんの

 錦鯉が泳いでいます。ここは割と空いていますので、晴れた日の朝出かけて、

 午前中いっぱいのんびりすることをおすすめします。京都のお寺には珍しく、

 芝生内への立ち入りも自由で、庭園内の紅葉の木の下には、(紅葉の実生を)

 「どうぞご自由にお持ち帰りください」といった看板まであったりして、とて

 もすがすがしい気分にさせてくれるよいところです。



○もう一カ所は、左京区深泥池(みどろがいけ)です。ここは京都市内に残され

 た高層湿原で、今はちょうど新緑の美しい季節です。



○このところ、チョウの採集・撮影・目撃データ登録ページ

  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/cho-databook000.htm

 への、データ登録も増えてきました。これは身近な蝶や、旅先でちょっと見か

 けた蝶の記録を、ホームページ上で登録、検索、閲覧できるようにプログラム

 したページです。みなさんも記録も是非、登録してください。

 チョウ以外のデータ登録ができるページも、作ることを検討していますので、

 こんなのが欲しいというご意見をお待ちしています。



○昨日、2回目の脳死からの臓器移植が行われました。今回は、前回と比べると

 マスコミも冷静でちょっと安心しました。



○5月11日に体調を壊して丸1日ダウンしていました。そのため、Nature Newsの

 発行が、また遅れてしまいました。ゴメンナサイ m(_)m



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= 電子メールマガジン Nature News No.14 (1999/05/13 発行)     =

= 発 行:くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/     =

= 編 集:藤井 恒(Hisashi FUJII)                  =

=                                   =

=  記事の転載を希望される場合は、下記までメールでお問い合せください。 =

=     お問い合せは メールで info@japan-inter.net  まで。    =

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