★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ☆ ★ ★ Nature News No.1 (1999/02/05発行) ☆ ☆ ★ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇CONTENTS(目次)◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇ ■発刊のごあいさつ ◇ ◇ ■ひとりごと:日本へトキが来たけど。。 ◇ ◇ ■イベント紹介(旅をする昆虫たち:伊丹市昆虫館) ◇ ◇ ■雑記蝶 (1)(チョウのお話で〜す) ◇ ◇ ■新刊紹介 ◇ ◇ ■ホームページ紹介 ◇ ◇ ■お知らせ ◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ●Nature Newsは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行さ れているメールマガジンに読者登録された方へ送付されます。 ●Nature Newsの登録・解除・アドレス変更はこちらで。 http://japan-inter.net/nature-news/index.htm ●Nature Newsへの広告掲載に関しては、こちらへどうぞ。 http://japan-inter.net/nature-news/ad-mail.htm ======================================================================== ■発刊のごあいさつ ======================================================================== Nature News は、読者のみなさんから寄せられたネーチャー関連の情報をお届 けする電子メールマガジンです。 (^^)/ 動物・鳥・昆虫・植物・花などの季節の情報、ネーチャー関連の本やホームペ ージなどの紹介などのほか、エッセイなども掲載します。 皆さまからの、情報提供、ご投稿をお待ちしています。 ・・・なければ、自分で書くだけです。。ハイ (^_^; 掲載は無料ですが、内容によってはご希望に添えない場合もありますので、予 めご了承ください。 m(__)m なお、お寄せ頂いた情報等は、くりえいとPENのホームページ http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ 等で 紹介させていただく場合があります。 じゃあ、よろしくね。 (^^)/~~ ======================================================================== ■ひとりごと ======================================================================== ○中国のトキが日本へ来たけれど。。。 「中国から日本に送られたトキのつがいが、新潟県佐渡島へ到着。 地元では大喜び・・・」といった趣旨の報道がされていました。なんでも VIP扱 いで、飛行機のファーストクラスに乗ってやって来たんだそうです。 日々の食糧にも困っている人たちがいることを思うと、私は釈然としないもの を感じます。動物(トキ)と人間はどっちが大事なんだと。。。 そもそも、中国で順調に繁殖していたトキのペアを、わざわざ日本まで運んで 増殖を試みる必要があるのでしょうか。私には非常に疑問です。日本からトキが いなくなった(まだ1羽オリの中に残ってはいるが、野外では既に絶滅した)こ とが問題なのではなく、トキが棲める環境がなくなってしまったことの方が重要 なはずなのに、何か勘違いをしている人が多いのではないかと思います。 政治交渉の道具にトキが使われ、トキとトキを取り巻く人々が踊らされている のでないことを、ただただ願うばかりです。 **** P R *************************************************************** * * * ◇◇ 大学受験 生物論述対策 ◇◇ * * * * 生物の入試(特に、国公立大学)では、比較的長い論述問題が * * 出題されますが、こればかりはただ問題集をやってもダメ!! * * 自分で書いた文章を添削指導してもらうのがいちばんです。 * * * * 2,000年の入試に向けて、早めに対策を立てましょう。 * * 受験のプロがお手伝いします。 * * 今すぐ http://japan-inter.net/edu/bio/ へ !! * * * ************************************************************************ ======================================================================== ■イベント紹介 ======================================================================== ○伊丹市昆虫館で特別展 「旅をする昆虫たち」 日 時:1999年1月1日〜3月8日 場 所:伊丹市昆虫館 内 容:特別展のメーンは、アメリカのオオカバマダラの渡りと、日本のアサ ギマダラの渡り。「チョウの温室」でアサギマダラを飛ばしているほ か、長距離移動をして再捕獲されたアサギマダラの標本なども展示さ れています。 1998年10月 4日に福井県敦賀市木の芽峠で標識され、11月30日に鹿児 島県奄美大島で再捕獲されたアサギマダラも、生きたまま展示されて います。 詳しくは、http://www.konishi.co.jp/itami/ICMI をご覧下さい。 ======================================================================== ■雑記蝶 (1) 藤井 恒 ======================================================================== ○あっ、モンシロチョウ! 多くの日本人にとって、モンシロチョウほど身近なチョウはいないのかもしれ ない。近くを白い「チョウ」が飛ぶと、「あっ、モンシロチョウ!」と叫ぶ子ど もの声。。。それを見て微笑むお母さんの顔。。。日本のあちらこちらで見られ る微笑ましい光景だ。 ところが、この白い「チョウ」が果たして本当に「モンシロチョウ」かどうか は少々怪しい。 近くにキャベツ畑でもあれば、まあ「モンシロチョウ」である可能性が高いが、 ひょっとするとそれは一見モンシロチョウに似た「スジグロシロチョウ」かもし れないし、飛び方が速ければ、白い「モンキチョウ」のメス(♀)の可能性が高 い。 北海道だったら、「エゾスジグロシロチョウ」かも知れないし、最近、(たぶ ん)ロシアから侵入した「オオモンシロチョウ」かもしれない。いや、北海道に は「モンシロチョウ」も「スジグロシロチョウ」もいるから、その白い「チョウ」 の正体は何なんだか、チョウの専門家でもない限りわかったものじゃない。 暖かい地方(西日本の低地や南西諸島)には、昼間飛ぶ白い「ガ」もいるから、 その白い「チョウ」は、ひょっとすると「ウスバツバメ」や「モンシロモドキ」 という「ガ」だったのかもしれない。 つまり、白い「チョウ」がモンシロチョウかどうかはよく調べてみないとわか らないし、それは実は「ガ」かもしれないのだ。多くの人たちには、何とはなし に「白いチョウのようなもの」=「モンシロチョウ」という固定観念が出来上が っていて、特に疑問も感じずにいわば条件反射的に「あっ、モンシロチョウ!」 と思ってしまうのであろう。 もっとも、ふつうに生活して行く上では、それが本物の「モンシロチョウ」で あろうと偽物の「モンシロチョウ」であろうと、何一つ困ることはないだから、 私のように知識をひけらかして講釈をたれる人間は「ヤなオジサン」というレッ テルを貼られて、煙たがられることになる。 でも、時には自分の言動に疑問を感じて、その「モンシロチョウ」とやらを捕 まえて自分の目で確かめて欲しいな。。。と思うのですよ、オジサンは。(^_^; ======================================================================== ■新刊紹介 ======================================================================== ○Lynn MARGULIS 1998. The symbiotic planet: a new look at evolution. Weidenfield & Nicolson, The Orion Publishing Group Ltd., London. ISBN 0-297-81740-X 146pp. £12.99 共生説で有名なあのマーグリスの本。日本で購入すると3,000円くらい。 ○伊藤嘉昭・垣花廣幸 1998. 農薬なしで害虫とたたかう。 岩波ジュニア新書311.岩波書店,東京。 ISBN 4-00-500311-7 208pp. \640+税 沖縄から根絶されたウリミバエのお話。最近の岩波ジュニア新書は結構むずか しい。この本も高校生以上向け。著者の行政批判などもあって、大人にも読ん で欲しい。 ======================================================================== ■ホームページ紹介 ======================================================================== ○くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ チョウや昆虫、写真などの総合情報ページです。 まず、今日のひとこと http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/hitokoto-000.htm をご覧ください。 主なページは Butterflies' World(チョウのページ) Insects' World (昆虫のページ) Aquarium World (熱帯魚・水草のページ) Hamsters' World (ハムスターのページ) Photo World (写真のページ) です。 日本鱗翅学会 アサギネット(アサギマダラの移動調査電子ネットワーク) 蝶研フィールド 昆虫写真家:海野和男さんの本 の紹介ページもあります。また、 情報掲示板(各種季節の情報、昆虫関連、写真関連、書籍関連などなど) リンク集 も充実していますので、皆さまのご利用をお待ちしています。 >>>>>>>>>>>>見・に・来・て・ね (^^)/ ======================================================================== ■お知らせ ======================================================================== ○情報提供・ご投稿をお待ちしています。 Nature News では、読者のみなさまからの情報提供やご投稿をお待ちしていま す。ネイチャー関連の情報なら何でもOK・・・季節の生き物情報や新刊・CD ・パソコンソフト・ビデオの情報(宣伝)、素敵なネーチャー関連グッズの紹介 (宣伝)、ネーチャー関連のホームページの紹介(宣伝)、自然や環境について のご意見など、何でもお寄せ下さい。 なお、写真(画像)や音声も紹介されたい場合は、ホームページの方でご紹介 することも可能です。 ただし、営業行為に該当するものは、ホームページへの掲載が有料となる場合 もありますので、ご相談ください。 ○Nature News に掲載されている情報のご利用は、利用者の責任でお願いします。 Nature News に掲載された情報を利用された結果、何らかの損害を被られても、 くりえいとPENでは責任はとりませんので、予めご承知おき下さい。 ************************************************************************ * * * ◇◇ 広告募集中!! ◇◇ * * * * お問い合わせは ad@japan-inter.net までどうぞ。 * * 広告について詳しくは、 * * http://japan-inter.net/nature-news/ad-mail.htm * * をご覧ください。 * * * ************************************************************************ ======================================================================== = 電子メールマガジン Nature News No.1 (1999/02/01 発行) = = 発 行:くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ = = 編 集:藤井 恒(Hisashi FUJII) = = = = 記事の転載を希望される場合は、下記までメールでお問い合せください。 = = お問い合せは メールで info@japan-inter.net まで。 = ========================================================================