Nature News No.4
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★        Nature News No.5 (1999/03/10発行)        ☆

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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇CONTENTS(目次)◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

◇ ■はじめに                            ◇

◇ ■ひとりごと:クワガタブームの光と影               ◇

◇ ■イベント紹介                          ◇

◇ ■雑記蝶 (5):北上するツマグロヒョウモン             ◇

◇ ■新刊紹介                            ◇

◇ ■書籍紹介                            ◇

◇ ■くりえいとPEN:更新情報                   ◇

◇ ■お知らせ                            ◇

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●Nature Newsは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行さ

 れているメールマガジンに読者登録された方へ送付されます。

●Nature Newsの登録・解除・アドレス変更はこちらで。

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■はじめに

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○Nature News は、読者のみなさんから寄せられたネーチャー関連の情報をお届

けする電子メールマガジンです。 (^^)/



○動物・鳥・昆虫・植物・花などの季節の情報、ネーチャー関連の本やホームペ

ージなどの紹介などのほか、エッセイなども掲載します。



○皆さまからの、情報提供、ご投稿をお待ちしています。

           ・・・なければ、自分で書くだけです。。ハイ (^_^;



○掲載は無料ですが、内容によってはご希望に添えない場合もありますので、予

めご了承ください。 m(__)m



○なお、お寄せ頂いた情報等は、くりえいとPENのホームページ

   http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/ 等で

紹介させていただく場合があります。



○バックナンバーは、次のHPでご覧になれます。

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■ひとりごと

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○クワガタブームの光と影

 一次に比べると少し沈静化して感じもしますが、ここ数年、クワガタムシの飼

育がブームになっています。長らく昆虫とつき合ってきた人間としては、多くの

人が昆虫に興味を持ってくれるのは嬉しいことです。

 しかし、全てを手放しで喜べるか。。。というと必ずしもそうではないような

気もするので、今回はその辺の話をしたいと思います。



 クワガタムシやカブトムシは昔から子供(特になぜか男の子)には人気のある

昆虫で、夏になると雑木林に出かけたり、夜間、街灯を回っては採集し、家に持

ち帰って飼育したものです。

 しかし、20〜30年ほど前からでしょうか、都会のデパートなどで生きたカブト

ムシが売られるようになり、これが子供たちに飛ぶように売れるようになりまし

た。都会にはカブトムシがいなくなったから。。。と思っている人が多いようで

すが、いなくなったのではなく、採り方を知らない人が増えたのと、買った方が

楽だというのが主な理由のように思います。

 その後、このようなカブトムシの一部が沖縄で逃げ出し(あるいは意図的に逃

がした?)問題になったり(沖縄には本州産とは異なる亜種が分布しているので

交雑が心配されました)、本来カブトムシが分布していなかった北海道でも見つ

かって問題になったりしています。



 その後、海外のカブトムシやクワガタムシは一部のコレクターの標本収集の対

象になっていましたが、やがてクワガタムシの成虫の大きさ(大きい方がよい)

を競うような風潮が生まれ、その希少性もあって「オオクワガタブーム」が始ま

りました。テレビや新聞などでもこのブームが面白おかしく報道され、1頭100

万円とか200万円もするオオクワガタというのがテレビに登場することもありまし

た(現実には買い手のつかない、馬鹿げた値段だと思いましたが)。この頃から

次第にクワガタムシ(しかもオオクワガタ)の飼育が子供だけでなく大人の間で

もブームになったのだと思います。



 さて、子供が行うクワガタムシの採集は可愛いものですが、大人が行う採集と

なると、いろいろ問題も生じてきます。例えば、クワガタムシは樹液に集まりま

すので、樹液が出るようにナタなどを使ってクヌギなどの幹に大きなキズをつけ

る人が出てきます。これがエスカレートすると、木の幹がぼろぼろになって次第

に木が弱っていきます。また、バナナなどを腐らせたものをぶら下げるトラップ

採集というのも行われますが、これをそこら中にぶら下げて放置したままにして

いる光景もあちらこちらで見られます。このトラップを使う方法は、蝶などの採

集でも使われることがありますが、たくさんの虫が捕獲されるということもさる

ことながら、トラップを放置したまま立ち去り、後片づけをしないというマナー

の悪さには呆れる他はありません。



 更に最近は、ペットショップなどで外国のクワガタムシやカブトムシの幼虫や

成虫(生きたもの)が、結構な値段で販売されているという話も聞きます。また、

インターネット上で販売を始めた業者もあるようです。

 しかし、食植性昆虫(カブトムシのような腐植質を食べるものも含む)を許可

なく輸入することは植物防疫法で禁止されており、違法行為となりますので、外

国産の生きたクワガタムシやカブトムシ、それにチョウやガなどを売買しないよ

うにしてください。ただし、(他の法律等で禁止されていない限り)死んだ昆虫

(標本)は輸入できますし、純肉食性のカマキリなどは生きていても輸入するこ

とができます。

 これらのことを分かった上で売買する確信犯もいると思いますが、違法行為で

あることを知らずに売買を行っている人もいると思われますので、重ねて注意を

喚起したいと思います。



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■イベント紹介

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○「星野道夫の世界」展

 日 時:1999年3月10日〜3月22日 10:00〜19:30(最終日は16:00まで)

 会 場:大阪高島屋グランドホール

 入場料:大人800円 大・高・中学生600円 小学生以下無料

 内 容:アラスカの動物写真を中心に約150点が展示されるそうです。



○和田健兒 写真展:自然からの叫鐘/東京展

 日 時:1999年3月26日(金)〜4月1日(木)

                    10:00〜20:00(最終日は14:00まで)

 会 場:富士フォトサロン/東京

      〒104-0061 東京都中央区銀座5-1 スキヤ橋センター2F

          TEL 03-3571-9411  会場 TEL 03-3571-0309

 内 容:和田健兒さん(日本自然科学写真協会会員)による美しい日本の自然

     の写真展です。



○第43回日本応用動物昆虫学会大会(平成11年度 日本農学会大会分科会)

 会 期:1999年4月2日〜4月4日

 会 場:琉球大学共通教育棟・大学教育センター

     沖縄県西原町千原1番地



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■雑記蝶 (5)                         藤井 恒

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○北上するツマグロヒョウモン

 くりえいとPENのホームページに設置してあるチョウの情報掲示板に、長崎

市で2月28日にツマグロヒョウモンの成虫を目撃したことが報告されています。

 日本には多くのヒョウモンチョウ類が分布していますが、そのほとんどは旧北

区に分布する北方系の種ですが、ツマグロヒョウモンは南方系の種で少し前まで

は近畿以西でないと見られない種でした。

 ところが、近年、分布を拡大しています。越冬しているかどうかは不明ですが、

最近は東海(名古屋周辺)や北陸(金沢や富山など)でもよく見られるようにな

ってきました。近年の気温の上昇と関連があるかどうかは、よく分かりませんが、

ツマグロヒョウモン以外にも、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、ウラギンシジミ、

クロコノマチョウといった南方系のチョウの分布が、やはり東進または北上して

いますので、気温の上昇との関連が指摘されています。

 ツマグロヒョウモンの幼虫の食草も、他の多くのヒョウモンチョウ類と同じス

ミレ類ですが、他のヒョウモンチョウ類が利用しないサンシキスミレ(パンジー)

を利用できるので、近年の分布の拡大は市街地や住宅地でのサンシキスミレの植

栽拡大と関係があるのはないかと指摘されています。

 このチョウは不休眠の幼虫が食草を摂食しながら越冬していますので、冬に積

雪があったり、冬の気温が低い場所では越冬できないと考えられます。したがっ

て、寒冷地で夏場に見られるツマグロヒョウモンは、暖地で越冬後、羽化した個

体が移動分散したもの及びその子孫でだと考えられます。そして、晩秋以降、気

温が低下すると死滅するということを毎年繰り返しているものと推定されますが、

冬の気温が上昇すると今後さらに分布を拡大していく可能性は十分高いと考えら

れます。ただ、このような普通種の採集・目撃データはなかなか集積されにくい

ので、読者の皆さんもどこかで見つけたら、

  チョウの採集・撮影・目撃データ登録ページ

  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/cho-databook000.htm

へ、是非、登録して記録を残しておいてくださるよう、お願いいたします。



 ところで、ツマグロヒョウモンの翅の斑紋は♂♀で大きく異なっています。♂

は普通のヒョウモンチョウの斑紋ですが、♀の前翅端に大きな黒班があるので、

ツマグロヒョウモンという和名がついています。どうして、そんなに斑紋が違う

かという理由ですが、「♀がカバマダラ(またはその近縁種)に擬態している」

という説が有力です。カバマダラはマダラチョウの仲間で、南西諸島以南では周

年見られますし、九州南部でも年のよっては越冬することがあるようです。また、

昨年(1998年)には四国や紀伊半島南部などでも発生して話題になりました。

 カバマダラの幼虫が食べるトウワタなどには有毒な物質が含まれているため、

成虫にもこの成分が含まれており、鳥などの捕食者がこれを食べることによって

そのまずい味(毒)を学習し、以後、カバマダラやそれに似た斑紋の蝶を避ける

ようになると考えられています。南西諸島にはカバマダラの他、比較的近縁なス

ジグロカバマダラも分布していて、メスアカムラサキというタテハチョウの♀も

やはりカバマダラまたはスジグロカバマダラに擬態していると考えられています。

 この話でもっと面白いのは、ツマグロヒョウモンの♀やメスアカムラサキの♀

が、飛び方までカバマダラやスジグロカバマダラの真似をしているように思える

ことです。カバマダラやスジグロカバマダラに限らず、一般にマダラチョウの仲

間はフワフワとゆっくり飛翔します。これは、いわゆる毒蝶とよばれる蝶がよく

やる飛び方なのですが(理由は考えてみてください)、ツマグロヒョウモンの♀

やメスアカムラサキの♀もふだんはマダラチョウのようにゆっくりと飛びます。

このように斑紋だけでなく、飛び方まで上手に真似をしているので、私もうっか

りするとだまされてしまうことがある位です。

 しかし、ネットで捕まえ損なったりすると、それまでの飛び方がウソのように

すばやく飛翔してどこかへ行ってしまうこともあります。なかなか、スゴイ奴で

すよね。



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■書籍紹介(新刊)

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○文・写真:海野和男・筒井 学・高嶋清明 1999

 虫の飼い方・観察のしかた 6.水辺の虫の飼いかた

 偕成社,東京。

 ISBN 4-03-527560-3

 40pp. \1,500+税

 水辺にすむ代表的な昆虫(ゲンゴロウ・タガメ・ヤゴほか)の採集と飼育の方

 法を豊富な写真と共に図解。飼育の仕方はとても丁寧に説明されていますし、

 コミズムシ(フウセンムシ)を使った面白い実験も載っています。



 同時に、4.近所の虫の飼いかた(2) も発行され、これで「虫の飼い方・観察

 のしかた」(全6巻)が完結しました。このシリーズはとてもよくできている

 と思いますので、小中学生だけでなく、大人にもお勧めできます。

 なお、詳しい内容や表紙は

  海野和男さんの本のページ

  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/books-unno000.htm

 でも紹介しています。



○季刊「ゆずりは」創刊

 (有)N.R.C から、季刊「ゆずりは」(蝶と虫を楽しむ)が発行されるそうで

 す。創刊号は1999年4月1日発行予定。A4判/60頁、定価2000円(税込、送料

 310円)で、年間購読料は4冊で8000円(税・送料込)。

  問い合せ: 〒554-0002 大阪市此花区伝法1-3-18-502

              (有)NRC「ゆずりは」係

              TEL/FAX 06-6461-4580



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■書籍紹介(新刊以外)

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○平山令明 著 1998 

 分子レベルで見た体のはたらき いのちを支えるタンパク質を視る

 ブルーバックス B-1233

 講談社,東京。

 ISBN 4-06-257233-8

 205pp.+付録21pp. \1,400+税

 タンパク質分子の3次元構造をパソコン上で視るためのソフトWeb Lab Viewer

 を使いながら、体の中でのいくつかのタンパク質分子のたち振る舞いを学ぶこ

 とができます。

 ソフトのCD-ROM付きですが、Mac上では非常に重いため、Windows上で利用する

 ことが推奨されています。

 大学生以上向けです。



○今井 裕 1997 クローン動物はいかに創られるのか

 岩波科学ライブラリー56,岩波書店,東京。

 ISBN 4-00-006556-4

 109pp. \1,000+税

 クローン羊ドリーが作られてからというもの、クローン動物に関する本が多数

 出版されていますが、一般向けの本としては、これがいちばん気に入っていま

 す。必要な情報が、簡潔かつ的確に述べられており、分かりやすく親しみのも

 てるイラストも入っていて読みやすいです。

 ただし、やや突っ込んだ内容になっているので、高校生物以上の知識がないと

 理解できないところもあります。

 

○Anne E. Houde 1997 Sex, color, and mate choice in guppies.

 Monographs in behavior and ecology, 

 John R. Krebs and T. H. Clutton-Brock, Editors

 Princeton Paperbacks

 Princeton University Press, Princeton, New Jersey

 ISBN 0-691-02789-7

 210pp. 国内で購入すると約\4,000

 グッピーの配偶者選択についての研究をまとめた良書。



○Carl D. Schlichting and Massimo Pigliucci 1998 

 Phenotypic evolution: a reaction norm perspective

 Sinauer Associates, Inc., MA, USA

 ISBN 0-87893-799-4

 387pp. 国内で購入すると約\9,000

 表現型の進化を多面的に論じた本。ざっと眺めただけだが、良さそうな本なの

 でとりあえず紹介します。

 

●訂正 Nature News No.4 で紹介した書籍のデータに一部誤りがありました。

 お詫びして訂正します。



 誤:西村三郎(監修)・伊藤勝敏(著) 1997 海辺にいる生き物

 正:西村三郎(監修)・伊藤勝敏(著) 1997 海辺にいる生きもの



 誤: 地学団体研究会(編) 1994 化石と生物進化

 正: 地学団体研究会(編) 1995 化石と生物進化



●追加情報 Nature News No.4 で紹介した「滋賀の自然観察シリーズ」(新学社

 発行)は、1冊ずつでも購入できるそうです。

 各巻の価格は下記の通りです(いずれも消費税込)。

  No.1 滋賀の魚・図解ハンドブック           \300

  No.2 滋賀の水草・図解ハンドブック          \400

  No.3 滋賀の水生昆虫・図解ハンドブック        \450

  No.4 滋賀の水鳥・図解ハンドブック          \500

  No.5 滋賀の水生動物[貝・エビ・その他の小動物たち] \500

 本書は書店では扱っていないので、発行元にハガキ等で直接申し込んで下さい。

   京都市山科区東野中井ノ上町11-39 (株)新学社

      TEL 075-581-6111(代表)

      ホームページ http://www.sing.co.jp/



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■くりえいとPEN:更新情報

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○くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/

 チョウや昆虫、写真などの総合情報ページです。



○季節の花情報 http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/season-hana100.htm

 京都のお勧め花スポット公開中。サクラ情報も近日公開予定!



○お勧めの本のページを作りました。http://japan-inter.net/book/

 Nature Newsで紹介した本を中心に、★★★以上の本を紹介しています。



○蝶研フィールド3月号も発行されました。

      http://www.bekkoame.or.jp/ro/pen/choken/c-field-index000.htm

 表紙の写真(ギフチョウ)と目次をご覧になれます。



           >>>>>>>>>>>>見・に・来・て・ね  (^^)/



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■お知らせ

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○情報提供・ご投稿をお待ちしています。

 Nature News では、読者のみなさまからの情報提供やご投稿をお待ちしていま

 す。ネイチャー関連の情報なら何でもOK・・・季節の生き物情報や新刊・C

 D・パソコンソフト・ビデオの情報(宣伝)、素敵なネーチャー関連グッズの

 紹介(宣伝)、ネーチャー関連のホームページの紹介(宣伝)、自然や環境に

 ついてのご意見など、何でもお寄せ下さい。



○写真(画像)や音声も紹介されたい場合は、ホームページの方でご紹介するこ

 とも可能です。ただし、営業行為に該当するものは、ホームページへの掲載が

 有料となる場合もありますので、ご相談ください。



○Nature News に掲載されている情報のご利用は、利用者の責任でお願いします。

 Nature News に掲載された情報を利用された結果、何らかの損害を被られても、

 くりえいとPENでは責任はとりませんので、予めご承知おき下さい。



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*    お問い合わせは ad@japan-inter.net までどうぞ。        *

*    広告について詳しくは、                    *

*      http://japan-inter.net/nature-news/ad-mail.htm      *

*    をご覧ください。                       *

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■編集後記

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○関東・東海・近畿などでは、平地のウメが見頃を迎えました。梅林は人工的な

 林ですが、メジロやヒヨドリなどの小鳥もやってきますし、梅林のまわりには

 春の野草が咲いていて、越冬から目ざめた昆虫たちも動き回っています。ウメ

 の花の甘酸っぱい香りをかぎながら、散策してみてはいかがでしょう。

 

○冬鳥のハクチョウやカモなどは北国へ旅立ち、逆にツバメなどが南から渡って

 来る時期になりました。渡りをする蝶「アサギマダラ」の調査も、南西諸島で

 はもう始まっています。



○先日行われた奈良県立医大の生物の入試では、受験生に「植物の葉」を渡して

 植物名を書かせ、さらに葉をスケッチして特徴を述べさせる問題が出題された

 そうです。中学入試などで似たようなことをやったという話は聞いたことがあ

 りますが、大学入試にもいよいよ登場したか。。。という感じです。

 きっと、出来は悪かったんだろうなあ。。。採点する大学の先生や、予備校の

 先生にもできない人がいっぱいいるのは確実ですからね。(^_^;



○最近、海外からいろいろな宣伝メールが届くようになりました(もちろん英語

 です)。このようなメールの中に、電話番号(たいていは01から始まるアメリ

 カの番号)が書かれているものが結構ありますが、これは国際電話をかけさせ

 ることによって、収入を得ようという目的と考えられます。「このような迷惑

 メ ールが来ないようにするシステムを作りました」という宣伝メールも来ま

 すが、これも「あやしい」と思っておいた方がいいでしょう。

 また、うっかりクレームメールを送ると、かえって宣伝メールが増えるという

 悪循環に陥る可能性も考えられますので、お気をつけください。

 基本的には完全無視して、直ちにゴミ箱へすててしまうのがいちばんだと思い

 ます。



○3月7日は三重の長島温泉へ行く用事があったので、8日、9日は富士山周辺でウ

 メなどの撮影をするつもりでしたが、行ってみるとあいにくの曇天で富士山の

 姿は見えず。。。残念でした。+_+)



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= 電子メールマガジン Nature News No.5 (1999/03/10 発行)      =

= 発 行:くりえいとPEN http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/     =

= 編 集:藤井 恒(Hisashi FUJII)                  =

=                                   =

=  記事の転載を希望される場合は、下記までメールでお問い合せください。 =

=     お問い合せは メールで info@japan-inter.net  まで。    =

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