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★                Nature News  No.28 (1999/08/30発行)               ☆

☆                                                                    ★

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◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇CONTENTS(目次)◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

◇  ■はじめに                                                        ◇

◇  ■ひとりごと:虫屋と差別                                          ◇

◇  ■協力者募集                                                      ◇

◇  ■イベント紹介:写真家 今森光彦の瞳 世界で出会ったひと・自然 ほか ◇

◇  ■インターネットで参加できる  全国一斉自然しらべ『'99里やま』     ◇

◇  ■雑記蝶 (28):白いタオルをぐるぐる回すと。。。                 ◇

◇  ■簡単にホームページを作りたい方へ                                ◇

◇  ■予告:ネーチャー関連ショップの情報ページ                        ◇

◇  ■くりえいとPEN:更新情報                                      ◇

◇  ■お知らせ                                                        ◇

◇  ■編集後記                                                        ◇

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●Nature Newsは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』で発行さ

  れているメールマガジンに読者登録された方へ送付されます。

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■はじめに

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○Nature News は、読者のみなさんから寄せられたネーチャー関連の情報をお届

けする電子メールマガジンです。  (^^)/



○動物・鳥・昆虫・植物・花などの季節の情報、ネーチャー関連の本やホームペ

ージなどの紹介などのほか、エッセイなども掲載します。



○皆さまからの、情報提供、ご投稿をお待ちしています。

                     ・・・なければ、自分で書くだけです。。ハイ  (^_^;



○掲載は無料ですが、内容によってはご希望に添えない場合もありますので、予

めご了承ください。  m(__)m



○なお、お寄せ頂いた情報等は、くりえいとPENのホームページ

      http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/  等で

紹介させていただく場合があります。



○バックナンバーは、次のHPでご覧になれます。

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■ひとりごと

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○虫屋と差別

  知らない人が聞いたら、商売でもしてるのかと思うことでしょうが、昆虫を好

きでやっている人たちは、しばしば自らのことを虫屋(むしや)と呼びます。同

様に、私のような蝶好きは自ら蝶屋と名乗ります。日本昆虫協会のニュースレタ

ーで虫屋という言葉は差別的かどうかといった議論が掲載されたことがあります

が、私は自分で使う分には別にいいのではないかと思っています。

  しかし、その一方で例えば「昆虫採集をしています」とか、「蝶の標本を集め

ています」という話をすると、すぐに「昆虫マニア」とか「コレクター」といっ

たレッテルを貼って、「オタク」だとか、変わり者扱いする人がいるのも事実で

す。私は、「変わり者」と呼ばれても「変わり者でどこが悪い。個性があってい

いじゃない。」という性格なので、全然気になりませんが、没個性(みんな一緒)

をよしとする人が多い日本の社会の中にあっては、「変わり者」扱いされること

を気にして悩む人が多いのもまた事実です。

  さて、フィールドでネットを持って蝶などの採集や調査をやっていると、「何

してるんですか」と声をかけられることがあります。ちゃんと説明すると、「ご

苦労様です」とか「頑張って下さい」といって下さる方も多いのですが、中には

「チョウを採るな」という人もいます。理由を聞くと、「チョウは誰の所有物で

もないのに、勝手に採って売るのはけしからん。」という人もいます。法律的に

はだれの所有物でもないから、昆虫採集ができるはずなのですが、その辺をよく

理解されていないようです。それに比べると、植物採集や山菜採りは多くの場所

で森林法などに触れますから、大変ですね。また、「チョウを採って商売にする

のはけしからん」という人も多いのですが、日本ではコストがかかりすぎて、儲

からないのではないかと思います。また、仮に商売にしていてもそれが即法律に

触れるわけではありません。職業の自由というのもありますし、大学でチョウの

研究をするためにチョウを大量に採集して殺している人なども、チョウで食って

いるという意味では商売人ですからね。

  先日もアサギマダラのマーキングをやっていたところ、「最近、アサギマダラ

をたくさん採って高い値段で売る人が入ってきて困る」といったことをいわれま

した。そんな話は聞いたこともありませんし、だいいちアサギマダラを高値で買

う人がいるとも思えませんといったことを言いましたが、「いや、いるんだ」と

いって譲りません。もしそれが事実なら、事実関係を調査したいので、ぜひ教え

て欲しいと名刺を渡してきましたが、その後返事はありません。

  また、「ここは国立(国定)公園だから採ってはいけない。」といわれること

もあります。こう思いこんでいる人は結構多いのですが、実際には特別保護地区

や特殊な地域を除き、昆虫採集そのものは禁止されていません。ただし、他の理

由で立ち入り禁止地区になっている場所では、許可なく立ち入りができないため

、昆虫採集も事実上行うことはできません。また、天然記念物などに指定されて

採集が禁止されている種も採集はできません。

  しかし、この天然記念物指定というのはくせ者で、天然記念物に指定はしたも

のの、生息地の保護対策がとられなかったためにいなくなってしまったり、激減

した例もいろいろ指摘されています。チョウに限りませんが、天然記念物に指定

されるのは、大きくて、綺麗で、人気のある動植物であることが多く、絶滅の危

機に瀕しているかどうかといったこととはあまり関係がないと思います。

  チョウに限って言えば、北海道や長野県などのいわゆる「高山チョウ」(必ず

しも高山に生息しているとは限らない)が有名ですが、これらのほとんどは全国

的に見れば生息地は限られていますが、開発とは無縁の場所(しばしば国立公園

の特別保護地区などにも指定されている)に生息しているものが多いので、一部

を除き絶滅の心配はほとんどないと思われます。また、各地の自治体レベルで天

然記念物指定されるケースが増えているギフチョウも、全国レベルで見ればそれ

ほど珍しいチョウではありません。ただ有名で綺麗だから天然記念物になりやす

いのだと思います。これが茶色い色をしたガや小さなゴミムシなんかだったら、

昆虫学者が「これは世界的に見ても非常に貴重な種です」と曰ったところで、天

然記念物に指定されることはまずないでしょう。

  最近はだいぶ減りましたが、時にこれらを密猟して逮捕者がでると、以前はよ

く「○○チョウをマニアが密猟!  1匹数万円で取引も」などという見出しが新

聞をにぎわしたものです。まともなマニアはそんなものを、こんな馬鹿げた値段

では買わないのは自明なのに、一体新聞記者はどこでそういう話を聞きつけて記

事を書くのかと呆れたものですが、きっと先日私が出会った御仁のような人がニ

ュースソースになっていたのでしょうね。なにせ、その御仁は「ギフチョウの卵

が2個で10万円する」とおっしゃっていましたから。だったら、私は今頃大金持

ちになっているでしょう。

  でもって、新聞記事の論調は「マニアの乱獲で絶滅が心配されている。。。」

といったおきまりのパターンになるわけです。過剰な採集によって虫が減る場合

があることは否定はしませんが、虫の減少の責任の全てを虫屋に押しつけるよう

な記事を見て、不快に思った経験は数知れません。ほとんどの虫屋は、虫や自然

が好きで虫とつきあっているわけで、虫を採り尽くして絶滅させようなどと考え

ていようはずがありません。虫が減ったことをいちばん憂えているのは当の虫屋

なのですから。。。

  だから、ネットを持って昆虫採集をしている大人を見るなり、罪人扱いする人

や、それを記事にする記者には憤りを感じざるを得ません。これは一種の社会的

な「いじめ」だという人がいますが、私もまったく同感です。あなたは何様です

かと。

  人間にはいろんな人がいる。白人もいれば、黒人もいるし、モンゴロイドもい

る。日本人もいれば、朝鮮人もいるし、中国人やアイヌ人もいる。生き物が好き

な人もいれば、嫌いな人もいるし、植物が好きでも動物は嫌いという人もいる。

当然、虫が好きな人もいれば、嫌いな人もいるし、チョウは好きでガは嫌いとい

う人もいれば、ガが大好きという人だっている。いろんな人がいるんだから、い

い人もいれば、悪いことをする人もいる。そして、その悪いことを要領よくやれ

る人もいれば、捕まってしまう人もいる。それを摘発した人や記事にした記者の

中にも、時として悪事がバレてマスコミでつるし上げられる。

  私は、そういうことだと思うんですけどねえ。。。



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■協力者募集

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○ジャノメチョウ科のmt-DNAサンプル固定

  南西諸島や近隣諸国のジャノメチョウ類のサンプル固定に協力して下さるボラ

  ンテイアを募集しています。

  また、ヒメヒカゲ(各地)、ツマジロウラジャノメ(北海道、四国)、ウラジ

  ャノメ(東北、中国地方)、ウラナミジャノメ類(沖縄、八重山)などのサン

  プル(エタノールで固定した個体)も必要としています。



○ルリタテハの卵

  ルリタテハの卵が 100卵ほど必要です。入手のお手伝いをして下さる方、また

  は卵を提供して下さる方を募集しています。



○京都府内の昆虫の採集データ

  京都府内の昆虫の採集データを提供してくださる方集しています。

  

  いずれも、詳細はNature News No.16をご覧ください。お問い合せは、

      藤井(e-mail:  pen@japan-inter.net)まで



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■アサギマダラ情報

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○はじめに

  アサギマダラは大型のマダラチョウで、長距離移動をすることが知られていま

す。ここ20年ほど、アサギマダラの移動を調べるためのマーキング調査(標識放

逐調査)が行われています。

  リアルタイムの情報は、アサギネットのホームページ

    http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/asaginet000.htm

で公開していますが、もしご覧になれない場合は、下記のページからアサギネッ

トの掲示板などをご覧下さい。

    http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/index-bbs000.htm



  このところ、各地からアサギマダラ情報が入って来ています。今のうちにでき

るだけたくさんマーキングして、秋の再捕獲を待ちたいものです。



○北海道狩場山

  先週、道南の狩場山の賀老の滝近くで多数のアサギマダラを見たという情報が

  あるそうです。お近くの方は、是非、マーキングにチャレンジしてみてくださ

  い。



○山梨県大菩薩峠

  茅ヶ崎の三木さんからの情報では、8月29日に大菩薩峠に登山し、福ちゃん荘

  や大菩薩峠付近でたくさんのアサギマダラを目撃したそうです。



○長野県三国山(川上村)

  近藤成展さんからの情報によれば、8月24日に川上村三国山で多数のアサギマ

  ダラを目撃したそうです。



○長野県八ヶ岳山麓

  田渕さんからの情報では、八ヶ岳山麓の海ノ口牧場周辺、唐沢鉱泉道路付近の

  林道などにまとまっていたそうです。



○長野県美ヶ原

  橋本肇さんからの情報です。

  バイオ547というマークのついたアサギマダラが再捕獲されたそうです。ま

  だ正式には確認されていませんが、おそらく同じ長野県の入笠山で標識、放蝶

  された個体だと思われます。



○滋賀県比良山

  金田忍さんからの情報では、びわ湖バレイのアサギマダラは相変わらず多いそ

  うですが、山上ではヒヨドリバナもほとんど終わり、アサギマダラが山を去る

  のも近いだろうとのことです。この夏は、マーキングの指導などに力を入れら

  れたこともあり、マーキングされたアサギマダラは昨年よりは随分少ない、と

  いっても2000頭を越えたそうです。



○奈良県和佐又山

  8月23日にいってみました。伊藤ふくおさんからの事前の情報通り、例年より

  ヒヨドリバナが少なく、アサギマダラの個体数も少な目で、午前中と夕方に合

  わせて50頭にマーキングしました。ただこれから咲きそうな花が結構あったの

  で、月末から来月初めにかけてまだ個体数は増えるかもしれません。

  

○奈良県大台ヶ原周辺

  8月23日、林道辻堂山線でアサギマダラの小集団を見つけ、30頭ほどにマーキ

  ングして放蝶しました。経が峰より奥は特別保護地区でマーキング調査はでき

  ませんが、林内を飛ぶアサギマダラを目撃しました。三重県側も探せばアサギ

  マダラの群がいるポイントがあると思います。



○和歌山県美浜町日ノ岬

  今年のデータではありませんが、津野修一さんから昨年、マークのついたアサ

  ギマダラを撮影したという情報が入ってきました。撮影されたアサギマダラは

  2頭あって、1頭は愛知県知多半島の内海フォレストパークで犬嶋満さんによ

  って標識、放蝶された個体、もう1頭は同じ知多半島の冨具神社で駒井恒博さ

  んによって標識、放蝶された個体であることがわかりました。



○兵庫県氷ノ山

  8月22日と23日に伊丹市昆虫館のメンバーが200個体に標識、放蝶したそうです。

  また、29日には私も単独で出かけ、195頭に標識、放蝶しました。ヨツバヒヨド

  リ(ヒヨドリバナ)は終わりかかっていて、私が捕まえた個体のほとんどは飛

  翔中の個体を、白いタオルで誘因したものです(詳しくは今号の雑記蝶を参照)。

  また、次の2頭の標識のついたアサギマダラが見つかっています。お心あたり

  の方はおられませんか?

    1.左前翅のマーク  11  8  11, sk(8はSとも読める)

        左後翅のマーク  ヒ

      8月23日に伊丹市昆虫館のメンバーが再捕獲。

    2.左右の後翅のマーク  Tキ34(Tはイの可能性もあり)

  なお、氷ノ山でのマーク(標識記号)は

      伊丹市昆虫館分が  イコ20〜219

      私の分が          P-601〜794  8/29  氷ノ山  HYOGO 電話番号

  です。



    -----------------------------------------------------------

          ★★全国アサギマダラマーキングスポット一覧★★

    -----------------------------------------------------------

      注:これからアサギマダラを探してマーキングしてみようという

          人のために、アサギマダラのマーキングに適した場所、およ

          び適している可能性が高い場所を独断と偏見で紹介します。

          ただし、何れの場所も国立公園、国定公園などの特別保護地

          区を含んでいる場合がありますので、特別保護地区内ではマ

          ーキングをしないよう注意してください。

          行ってみたけれど、たくさんいなかったらゴメンナサイ。



○北海道

  アサギマダラの記録は各地にありますが、道南を除き散発的で個体数も少ない

  ようです。チャレンジ精神のある人に行ってみて欲しいスポットは、

    狩場山、大千軒岳

  くらいでしょうか。



○東北

  北東北ではアサギマダラはあまり多くありませんし、秋田・岩手両県の情報は

  散発的な記録以外、持ち合わせていません。南東北の高原には、アサギマダラ

  が多数見られる場所も結構あるそうですが、マーキングしている人は、東北に

  はほとんどいません。キベリタテハやエルタテハの採集・観察に行くついでに

  アサギマダラのマーキングをしてくれる人、いませんか??

  お勧めスポットは、

    青森県:八甲田山(酸ヶ湯、田代平など)、梵珠山。

            下北半島の山地や岩木山、十二湖周辺などにも集まるポイントがあ

            るかもしれません。

    岩手県・秋田県:情報がないので、岩手山、八幡平、早池峰山、鳥海山など

            で、たくさん見たことがある人がいたら教えてください。

    宮城県:蔵王山(蔵王スキー場)。

    山形県:情報がありません。

    福島県:情報がありません。



○甲信越

  長野県では1997年から信州アサギマダラ研究会ができて、活発に調査がされる

  ようになりましたが、ほかはまだまだです。アサギマダラが集まるポイントは

  たくさんあるようですので、是非、チャレンジして見て下さい。

    新潟県:妙高高原。あとはよくわかりません。

    長野県:はじめての人への一押しは美ヶ原。自然保護センターで細かなポイ

            ントは聞いてください。

            そのほか、野沢温泉スキー場、奥志賀高原、志賀高原、飯縄高原、

            八ヶ岳山麓、入笠山、など。

            標高1500m前後の高原ならどこでも集団がいる可能性があります。

    山梨県:三窪高原、野呂川林道など。



○関東

  北関東には夏たくさんのアサギマダラが見られる場所があちこちにあると思い

  ますが、マーキング調査はほとんどされていないのが現状です。

  箱根では日本昆虫協会によるマーキング会が行われていましたが、諸般の事情

  で昨年からは中止されています。東京から割と簡単に行けるよいマーキングス

  ポットをご存じの方はおられませんか?

    栃木県:日光周辺、那須。

    群馬県:赤城山、白根山周辺。

    茨城県:情報なし。夏には適当な場所はないかも。

    千葉県:情報なし。夏には適当な場所はないかも。

    埼玉県:三国山など?

    東京都:初夏には高尾山や奥多摩などで見られるようですが、夏はもうすこ

            し標高の高い所にいる可能性が高いです。

    神奈川県:丹沢山系。箱根(駒ヶ岳など)



○東海

  静岡県昆虫同好会では毎年井川峠でアサギマダラのマーキング会を行って成果

  をあげています。また、愛知県でも知多半島の内海フォレストパークや名古屋

  昆虫館などが盛んにマーキング調査を行っていて、特に知多半島では一般の方

  も多数マーキング調査に参加されています。三重県でも三重昆虫談話会のメン

  バーを中心に調査が行われています。東海で唯一調査不足なのが岐阜県ですが、

  ここには夏に多数のアサギマダラが見られる山地の高原があちこちにあるので、

  是非マーキング調査をして欲しいものです。

    静岡県:井川峠(県民の森)、伊豆(天城山)

    愛知県:渥美半島(伊良子岬;9月下旬〜10月)、知多半島(内海フォレス

            トパーク、冨具神社;9月下旬〜10月)

    三重県:野登山(8月〜)、神島(9月下旬〜10月)、藤坂峠(9月下旬〜10月)

    岐阜県:三国山



○北陸

  石川県を除き、あまりマーキング調査はされていませんが、昨年は能登半島の

  宝達山から種子島への移動と福井県木の芽峠から奄美大島への移動も確認され、

  調査に弾みがつきました。

    富山県:今年は白木峰で標識されています。その他の情報は知りません。

    石川県:白山周辺、宝達山山頂付近(9月)、輪島市鉢伏山(7月下旬)

    福井県:木の芽峠(9月〜10月)



○近畿

  東海とならんでアサギマダラの調査がもっとも盛んな地域です。特に滋賀県の

  比良山系では毎年多数のアサギマダラが標識、放蝶されています。今年のマー

  ク数はやや少ない感じですが、昨年は総計10,000頭ものアサギマダラにマーク

  がつけられました。調査に参加している人の数も多いので、秋の再捕獲記録も

  多数出ます。秋には低地にもアサギマダラが降りて来るので、見かけたらマー

  クの有無を確認して、マークがなかったら是非マーキングして下さい。

  なお、南紀の海岸部などでは、越冬幼虫も見つかります。

    滋賀県:比良山系(比良スキー場、びわ湖バレイなど)、伊吹山、比叡山

    京都府:長老ヶ岳(9月〜10月)、芦生、比叡山

            秋には大江山にも集まるというのが私の予想です。

    大阪府:生駒山、五月山、金剛山、(大和)葛城山、和泉葛城山

    奈良県:葛城山、金剛山、和佐又山、大台ヶ原周辺

    和歌山県:和泉葛城山、日高町西山、日御碕、日置川町市江、椿、琴の滝、

            串本町潮岬(10月〜)、那智高原

    兵庫県:夏は扇ノ山、氷ノ山など。秋は六甲山など。10月には渡りの途中の

            アサギマダラが淡路島の山に集まるのではないかと考えています。

            調査に良さそうな場所はありませんか?



○中国

  夏場は中国山地の高いところでアサギマダラが見られます。また、秋には沿岸

  部の低山地や平地に近いところでも、移動途中と考えられるアサギマダラが見

  られます。残念なことにマーキング調査はほとんど行われておらず、長距離移

  動の確認記録も滋賀県比良山→岡山市、長野県美ヶ原→広島県沼隈町という2

  例が知られているだけです。

    鳥取県:大山など。

    島根県:三瓶山など

    岡山県:蒜山高原、恩原高原。

            秋には芥子山(岡山市)や

    広島県:比婆山(7〜8月)、恐羅漢山、冠山

    山口県:寂地山。



○四国

  高知県室戸岬では数年前から盛んにマーキングがされるようになり、昨年は長

  野県美ヶ原と滋賀県比良山からの移動個体が再捕獲されました。また、以前、

  奈良県和佐又山からの移動個体も採れたことがあります。しかし、室戸岬で標

  識、放蝶されたアサギマダラはまだ一度も再捕獲されたことがありません。同

  じ高知県の足摺岬周辺や九州の都井岬、佐多岬、さらに南西諸島での再捕獲が

  待たれるところです。なお、室戸岬などでは越冬もしています。

  室戸岬以外でも昨年あたりからマーキングがされるようになってきましたので、

  これからが楽しみな地域です。

    香川県:情報なし。

    愛媛県:石鎚山、高縄山。秋の佐田岬はおそらくアサギマダラの渡りのコー

          スになっています。調べてくれる人はいませんか?

    徳島県:剣山、大河原高原、徳島市眉山(10月)、蒲生田岬(10月)

    高知県:室戸岬(10月〜11月)、北川村平鍋(10月)、足摺岬周辺(10月〜

          11月)



○九州

  九州本土では、春に鹿児島県で多数の個体にマーキングが行われています。ま

  た長崎バイオパークでも主に秋に多数の個体が標識、放蝶され、成果をあげて

  います。そのほか、福岡や宮崎でも少数の個体にマーキングがされています。

  10月〜11月にかけて、九州の沿岸部の低山地や海岸線で調査をすれば、本州な

  どで標識された個体が再捕獲される可能性が高いと思うのですが、この時期の

  調査がほとんど行われていないのが非常に残念です。

    福岡県:北九州市皿倉山(5月)以外情報がありませんが、英彦山や背振山

          などにはポイントがありそう。

    佐賀県:情報なし。

    長崎県:県民の森、五家原岳。その他情報なし。

    大分県:九重山、祖母山などにはポイントがあると思うが、情報なし。

    宮崎県:鰐塚山。秋の都井岬は調べてみたい。その他の地域の情報なし。

    熊本県:阿蘇山、国見岳、市房山やその周辺にはポイントがありそう。

    鹿児島県:長崎鼻(春)、佐多岬など。



○南西諸島

  アサギマダラの越冬地にもなっています。沖縄島や奄美大島などでは、夏にも

  山に行くとアサギマダラがいるそうですが、個体数が多いのは春(3〜4月)と

  秋(10月以降)です。喜界島や沖永良部島など鹿児島県の離島では以前からマ

  ーキング調査が盛んに行われていて、特に喜界島では夏に本州で標識、放蝶さ

  れたアサギマダラが多数再捕獲されています。これらの島では、春にも多数の

  個体が標識、放蝶されていますが、春の渡りはあまり確認できていません。

  一方、沖縄県の離島には、たまに本土から人が行って調査する程度で、組織的

  なマーキング調査はほとんどされていません。地元の方の参加が望まれるとこ

  ろです。

    鹿児島県:種子島、喜界島、奄美大島、沖永良部島、

          与論島

    沖縄県:沖縄島(与那、与那覇岳周辺、嘉)、石垣島(オモト岳)、与那国

          島



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■イベント紹介

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○日本自然科学写真協会(SSP)  第9回公開講座

  日  時:1999年10月2日(土)13:00〜17:30

  場  所:東京都西麻布  富士写真フィルム株式会社  本社ホール

  テーマ:デジタル画像に期待!  デジタル化による科学写真可能性を探る

  内  容:昆虫写真のデジタル撮影  海野和男(昆虫写真家)

          天体デジタル撮影最前線  山野泰照(デジタル天体写真家)

          デジタルカメラの最新情報  河嶋良政(キャノン販売)

          デジタルの出力システム  村松正敏(メデイアラボ  アビーズ東京)

  参加費:1,000円(当日、受付にてお支払い下さい)

  応  募:往復ハガキにてSSP事務局までご応募下さい。

  締  切:1999年9月22日(必着)  ただし、定員になり次第、締め切ります。

  宛  先:〒102-0073

          東京都千代田区九段3-2-11-201

            日本自然科学写真協会「公開講座」係



○スライド上映&トークセッション

    写真家  今森光彦の瞳  世界で出会ったひと・自然

              〜久山喜久雄さんを案内人として

  日  時:1999年9月26日(日)13:30〜17:00

  場  所:京大会館

          (京都市左京区吉田河原町15-9  TEL:075-751-8311)

  主  催:環境市民(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/cefngo/)

  参加費:一般  前売1,200円  当日1,500円

          会員  前売1,000円  当日1,200円

          学生  前売1,100円  当日1,300円

  定  員:200名(先着順)

  問合せ・申込み:環境市民

                    担当  南村、十文字

                (〒604-0932  京都市中京区寺町通二条下ル  呉波ビル3F)

                  TEL:075-211-3521  FAX:075-211-3531

                  e-mail: cefngo@mbox.kyoto-inet.or.jp



○大阪市立自然史博物館

    第26回特別展「海をわたった蝶と蛾−東アジアの鱗翅類−」

  日  時:1999年8月7日(土)〜10月11日(月・休日)

            9:30〜16:30(入館は16:00まで)

  休館日:月曜日(ただし、10月11日は開館)および9月30日

  会  場:大阪市立自然史博物館特別展示室(2階)

            大阪市東住吉区長居公園1-23(長居公園内)

            TEL  06-6697-6221

  交  通:地下鉄御堂筋線「長居」、JR阪和線「長居」、

          近鉄南大阪線「矢田」下車



  日本の蝶と蛾を東アジアのものと比較することで、日本の蝶蛾相の成立過程

  を考える展示ということです。アサギマダラの移動についての展示もあるそ

  うです。



○みやまえ青年セミナー「自然を遊ぶ、自然で遊ぶ」

  〜秋のネイチャーレクリエーションの魅力を満喫してみませんか。 

    ネイチャーゲームからアウトドアでの危険予知・安全管理まで〜 



  日  程:1999年9月11日(土)〜12月11日(土) 

          毎月2回、第2・第4土曜日。全7回 

  時  間:おもに13:30〜16:00

  費  用:無料(ただし保険料実費) 

  会  場:川崎市宮前区中心の身近な自然にて(多摩川近辺なども) 

  定  員:関心のある方  30名 

        (15歳〜30代ぐらいの方対象ですが、関心のある方なら受け入れます) 

  申込み・問合せ:下記へ電話で。9月11日(土)まで受付ます。 

          川崎市宮前区宮前平2-20-4  川崎市宮前市民舘

            TEL:044-888-3911

  アクセス:東急田園都市線 宮前平駅から徒歩8分(半蔵門線から直通) 



  ☆くりえいとPENの自然保護関係の掲示板からの情報です。



○乗鞍自然保護センター観察会

  <小さな自然観察会>

    乗鞍高原の秋の花   9月12日(日)  午前中開催



  問合せ:長野県乗鞍自然保護センター(0263-93-2045)



○第1回  LSJ「チョウとガ」フォトコンテスト

  主    催:日本鱗翅学会

  応募資格:日本鱗翅学会会員

            ただし、大分県在住者は非会員でも応募できます。

            また、現在非会員の方も、新たに入会すれば応募できます。

            (入会金1000円、年会費9000円です。

                入会申込先等は、メールでお問い合わせ下さい。)

  募集作品:生物学的に面白いチョウやガの写真。未発表作品に限ります。 

            面白い場面をとらえた生態写真や顕微鏡写真などを期待します。 

  写    真:2L(またはキャビネ)サイズのプリントでご応募ください。 

            組写真やデジタルフォトも可ですが、プリントは必ず同じものを2

            枚ずつ用意し、それぞれの裏面に応募票を添付してください。1枚

            は審査用に、もう一枚は展示用(大会会場に展示予定)に使用しま

            す。応募作品は返却しません。 

            一人何点でも応募できますが、組写真は1作品4枚以内とします。

            入選作品については、後日原板(ポジ、ネガ等)をお借りします。

  応 募 料:1作品(組写真の場合1組)について1 000円とします。 

            応募料は郵便局で郵便為替を購入して、応募作品と共にお送りくだ

            さい。 

  応募期間:1999年8月1日〜9月30日(当日消印有効) 

  著作権等:応募作品の著作権・版権は撮影者(応募者)に帰属しますが、日本

            鱗翅学会の出版物・印刷物等には自由に使用できるものとします。 

  審 査 員:海野和男(委員長)・藤井  恒(副委員長)・今森光彦・松香宏隆

            山口  進・伊藤ふくお・渡辺康之・岸田泰則(やどりが編集委員長) 

     賞   :グランプリ1点(賞金3万円)・特選・入選・佳作・審査委員賞。 

            グランプリおよび特選については、審査委員会で選ばれた入選作品

            の中から、今年度の日本鱗翅学会大会(11月13日・14日、別府で開

            催)に参加した会員の投票により決定し、大会総会の際に発表、表

            彰する予定。 

            入賞作品は日本鱗翅学会大会会場に展示するほか、第2会誌「やど

            りが」などで紹介する予定です。 

  応募作品および応募料の送付方法: 

            書留郵便として、下記までお送りください。なお、送付中に写真が

            傷まないように厚紙  等を入れて写真を保護してください。また、

            応募料分の郵便為替を必ず同封して下さい。 

  送 付 先:〒617-0837  京都府長岡京市久貝2-7-29-309  藤井  恒方 

               LSJ「チョウとガ」フォトコンテスト実行委員会 

                  e-mail:pen@mvd.biglobe.ne.jp 

                  (お問い合わせもこちらへお願いします。) 



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■インターネットで参加できる  全国一斉自然しらべ『'99里やま』

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  財団法人  日本自然保護協会(NACS-J)では今年の環境月間(6月)から、

「全国一斉自然しらべ『'99里やま』」という事業を実施しているそうです。簡

単な調査を通して身近な自然にふれ、自然への興味と愛着をもってもらおうとい

うもので、夏休みの宿題や家族での自然とのふれあい体験の題材としても利用し

てもらっているそうです。

  今年は「Yahooきっず」の協力により、そのすべての調査内容がインターネッ

ト上で公開されたそうで、近々コンピュータの画面上でオンラインでデータを送

信でき、それが自動集計されて画面上で表示されるシステムもできあがるそうで

す。

  「ためしにやってみようかな」と思ったら、

                            http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/nacsj_2/

をご覧ください。



▽自然しらべの概要

  自然科学の深い知識は不要です。NACS-Jの作成した簡単なマニュアル(希望者

へ無料配布)を使って、身近な里やまの様子を6項目にわたってしらべていただ

きます。しらべた内容は結果報告用紙に記入して、NACS-Jへ郵送、ファックスな

ど送付していただきます。NACS-Jではすべての情報をまとめて日本の里やまの様

子がわかる資料にし、参加者全員に送付するとともに、一般に発表します。

  個人や家族はもちろん、学校の授業や、学校単位、職場単位でも参加できます。

調査期間は環境月間の6月から10月末日までですので、夏休みの活動としても

行っていただけます。



▽参加手順

  @調査方法などの情報が掲載されている下記のページ

                             http://kids.yahoo.co.jp/docs/event/nacsj_2/

    を見て下さい。

  Aこのページの調査用紙を印刷してください。

  B里やまへ出かけて、各項目に情報を記入してください。

  C郵便またはFAXで、調査用紙をお送りください。

    オンラインで情報を送信できるようになりましたら、上記のページから送信

    してください。



☆以上、日本自然保護協会(NACS-J)の報道資料より抜粋しました。



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■雑記蝶 (28)                                                藤井  恒

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○白いタオルをぐるぐる回すと。。。

  アサギマダラのマーキング調査では、いかにたくさんのアサギマダラを捕獲し

て、標識、放蝶するかというのが重要です。そのためには、アサギマダラが集ま

るポイントをうまく見つけることも大切なのです。そのようなポイントには、た

いていヒヨドリバナ(ヨツバヒヨドリ)やアザミ、ツワブキなどのアサギマダラ

が好んで訪れる花の群落があります。多いときには、何十というアサギマダラが

花に群れていることもあるので、こういう場所と遭遇できれば一度にたくさんの

アサギマダラを捕獲して、標識、放蝶することができます。

  ところが、アサギマダラはたくさんいても、アサギマダラの好む花がないか、

あってもネットが届かない場所にある場合もあります。そのような場合に威力を

発揮するのが、昨年、金沢の松井正人さんが発見された「白いタオルをぐるぐる

回して誘因する方法」です。松井さんはブナ林の中でアサギマダラの調査をされ

ていて、蚊を追い払うために首に巻いていた白いタオルをぐるぐる回していて、

偶然、アサギマダラがそのタオルに誘因されて飛んで来ることに気づいたそうで

す。私は松井さんから直伝でこの方法を教わりましたが、効果は絶大でアサギマ

ダラがこのタオルの存在に気づいてくれさえすれば、数十m離れた場所からでも

まっすぐにタオルに向かって自ら飛んできてくれます。

  先日も調査に行った兵庫県氷ノ山の林道で、この方法を使って多数のアサギマ

ダラを捕獲し、標識することができました。ふつうは飛んでいるアサギマダラを

見つけたら立ち止まって飛んでくるのを待つか、あるいはネットをもって追いか

けて捕獲します。しかし、アサギマダラに限らずたいていのチョウは、ランダム

に方向を変えながらひらひらと飛ぶので、アサギマダラのようにゆっくり飛ぶチ

ョウでも振り逃がしてしまうことがあります。アサギマダラの場合はもし振り逃

がすと、上空高く舞い上がって遠くへ飛んでいってしまうことが多いので、焦ら

ず慎重にネットインすることが大事なのですが、チョウを見つけるとつい慌てて

ネットに入れようとして失敗することも多いのです。しかし、白いタオルをかな

り速い速度(手が疲れるくらいの速度)でヘリコプターのプロペラのようにぐる

ぐる回し続けていると、それを見つけたアサギマダラはそのプロペラめがけてま

っすぐに飛んで来てくれるので、右手にネットを短く持ち、左手でタオルを回し

続けて、アサギマダラがネットの射程に入ったところですくい取れば、振り逃が

す心配もほとんどなくなりますし、遠くにいるアサギマダラも向こうからネット

に入ってくれるのです。

  この方法は360度有効なので、後ろからアサギマダラが飛んでくることもあ

りますし、頭の上を飛んでいたアサギマダラが真上からまっすぐ急降下してくる

こともあります。アサギマダラの数が多いときは、数頭のアサギマダラが同じ方

向から次々とタオルに向かって飛んでくることもあります。ちなみに、アサギマ

ダラを捕獲せずにタオルを回し続けると、飛んできたアサギマダラがタオルにた

たき落とされることになります。ちなみに、この方法でアサギマダラ以外にもリ

ュウキュウサギマダラやウスコモンアサギマダラ、ヒメアサギマダラ、オオゴマ

ダラなどの白っぽいマダラチョウ類やスジグロシロチョウやモンシロチョウなど

も誘因することができることがわかりました。

  実はタオルを回さなくても、白いタオルを首にかけていたり、白いネット(捕

虫網)を持っているだけでもアサギマダラが誘因されてくることはあるのですが、

白いタオルをぐるぐる回すほど劇的な効果はありません。ここから先は私の仮説

ですが、アサギマダラの♂も♀も誘因されてくることなどから、アサギマダラは

ぐるぐる回る白いタオルを、おそらく、他のアサギマダラがパタパタと羽ばたい

ていると勘違いして飛んでくるのだろうと思います。そして、アサギマダラがこ

のような習性を持っているからこそ、多数のアサギマダラが狭いポイントに集ま

るのだろうと考えています。

                                                  (この話、次号に続く)



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■簡単にホームページを作りたい方へ

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○自然や生き物が好きな人たちとの交流のために、シムコミュニティー内に

      「Nature Web」  http://www.simcommunity.com/sc/nature

  というコミュニテイー(ホームページ)を作りました。

  コミュニテイーの会員になると、ご自分のホームページを無料で作ることがで

  きます。参加を希望される場合は、指示にしたがって、お好きなニックネーム

  (ID)とパスワードを打ちこんでください。(ただし、他の人が既に使って

  いるIDは利用できません)

  

  詳しくは  Nature No.21をご覧下さい。



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■予告:ネーチャー関連ショップの情報ページ

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○ネーチャー関連ショップの情報を集めたホームページの制作を企画しています。

  自薦・他薦を問わず、ネーチャー関連のグッズや書籍などを扱っているショッ

  プをご紹介ください。なお、ご紹介に当たっては下記のフォームに必要事項を

  ご記入の上、メールでお送り頂ければ幸いです。



  ショップ紹介フォーム

    ショップの名称:

    所在地:

    電話:

    FAX:

    e-mail:

    ホームページ:

    交通(アクセス):

    営業日時:

    営業形態:

    取扱品目:

    推薦理由:

  

    推薦者とショップとの関係:

    推薦者の氏名:

    推薦者の連絡先:



  推薦メールは  info@japan-inter.net  まで、お願いします。

  なお、ご紹介いただいても掲載をお断りする場合もあります。予めご了承下さ

  い。

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■くりえいとPEN:更新情報

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○くりえいとPEN  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/

  チョウや昆虫、写真などの総合情報ページです。



○今日のひとこと  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/hitokoto000.htm

  その時々に体験したこと、思ったこと、お知らせなどを不定期に紹介していま

  す。

  

○アサギマダラ情報

  アサギマダラもようやく増えてきました。今年はあなたもマーキング調査に参

  加してみませんか?    http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/asagi-net000.htm



○お勧めの本のページ  http://japan-inter.net/book/

  Nature Newsで紹介した本を中心に、★★★以上の本を紹介します。



○津軽昆虫同好会の紹介ページ。津昆関連の本の紹介ページもできました。

                                  http://japan-inter.net/insect/tsu-kon/



○ホームページの設置サービスを始めました。無料サービスもあります。

                               http://japan-inter.net/information000.htm



○子ども向けの質問コーナー「質問ひろば」    http://japan-inter.net/kids/

  ネーチャー関連の質問ができます。大人も利用できますよ。



○生き物情報  記録・談話室         http://japan-inter.net/insect/wbroom/

  動植物の面白い観察記録を書き残したり、みんなで議論などをするための簡易

  会議室を新たに設置しました。ご利用をお待ちしています。



                    >>>>>>>>>>>>見・に・来・て・ね   (^^)/



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■お知らせ

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○情報提供・ご投稿をお待ちしています。

  Nature News では、読者のみなさまからの情報提供やご投稿をお待ちしていま

す。ネイチャー関連の情報なら何でもOK・・・季節の生き物情報や新刊・CD

・パソコンソフト・ビデオの情報(宣伝)、素敵なネーチャー関連グッズの紹介

(宣伝)、ネーチャー関連のホームページの紹介(宣伝)、自然や環境について

のご意見など、何でもお寄せ下さい。

  なお、写真(画像)や音声も紹介されたい場合は、ホームページの方でご紹介

することも可能です。

  ただし、営業行為に該当するものは、ホームページへの掲載が有料となる場合

もありますので、ご相談ください。



○Nature News に掲載されている情報のご利用は、利用者の責任でお願いします。

  Nature News に掲載された情報を利用された結果、何らかの損害を被られても、

  くりえいとPENでは責任はとりませんので、予めご承知おき下さい。



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*                     ◇◇  広告募集中!!  ◇◇                         *

*        お問い合わせは ad@japan-inter.net までどうぞ。                *

*        広告について詳しくは、                                        *

*            http://japan-inter.net/nature-news/ad-mail.htm            *

*        をご覧ください。                                              *

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■編集後記

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○急に秋らしい風が吹くようになって、ずいぶん過ごしやすくなりました。高原

  ではススキの穂が出てきた所もあるそうです。



○「パンパの鳥たち」は今回は休載しました。ご了承下さい。



○このところアサギマダラのマーキング調査などで忙しく、新刊書などを読む時

  間がありません。新刊紹介などをしばらくお休みしていますが、ご了承くださ

  い。



○もし、あなたのお勧め本などあれば、紹介文と共にお寄せ下さい。内容を検討

  の上、Nature News に適している場合は掲載いたします。



○8月23日は、奈良県上北山村の和佐又山と大台ヶ原方面へ行って来ました。大

  台ヶ原の核心部は特別保護地区になっているので、アサギマダラのマーキング

  調査はできませんが、それ以外の場所では可能なことを確認して少しマーキン

  グをしました。毎年マーキングが行われている和佐又山は、今年は草刈りの影

  響もあってか、アサギマダラは少し少な目で50頭ほどにマークしました。大台

  ヶ原側でマーキングした場所は、和佐又山とは谷を挟んで東側に見える場所で、

  こちらでも30頭ほどマークしました。直線距離だと数kmしか離れていないので

  この間での短距離移動が確認されればいいな。。。と思っています。



○8月29日には、兵庫県氷ノ山へ行き、多数のアサギマダラと遭遇しました。そ

  こでちょっと面白い体験もしたので、雑記蝶に書いてみました。それにしても

  ここの林道はかなりの悪路。。。車高の低い普通乗用車で行くのは無理でしょ

  う。ちなみに、「オートバイ乗り入れ禁止」とあっても、次々にオートバイが

  登って来たのには驚きました。きっと字が読めないんでしょう。。。



○北海道で日本未記録のチョウが見つかったそうです。詳細は「ゆずりは」3号

  に発表されるそうなので、ここでは種名は伏せておきます。たぶん土着種と考

  えられますが、何だと思いますか?



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=  電子メールマガジン  Nature News No.28 (1999/08/30  発行)          =

=  発  行:くりえいとPEN  http://www2h.biglobe.ne.jp/~pen/          =

=  編  集:藤井  恒(Hisashi FUJII)                                   =

=                                                                      =

=   記事の転載を希望される場合は、下記までメールでお問い合せください。 =

=         お問い合せは  メールで  info@japan-inter.net   まで。        =

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