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エゾスジグロシロチョウ


和名:エゾスジグロシロチョウ


学名:Artogeia napi (Linnaeus, 1758) (または Pieris napi Linnaeus, 1758)

分類:

科 Family シロチョウ科 Peiridae
  族 Tribe シロチョウ族 Pierini
  属 Genus モンシロチョウ属 Artogeia
    (注:オオモンシロチョウ属 Pieris に入れられることも多い)
  種 Species エゾスジグロシロチョウ Arotogeia napi
  亜種 Subspecies
    ssp. nesis (Fruhstorfer, 1909) 北海道亜種(分布:北海道)
    ssp. japonica (Shirozu, 1952) 本州・四国・九州亜種(分布:本州・四国・九州)

日本国内の分布:

北海道〜九州。北海道ではスジグロシロチョウよりも普通。西日本では分布は局地的となる。

成虫の出現期:

春〜秋。
  本州〜九州の低地ではだいたい3月末〜10月末まで。年3〜4回世代を繰り返す。北日本や高標高地などの寒冷地では発生回数が減る。北海道や青森などの低地ではだいたい4月〜9月まで見られ、年2〜3回世代を繰り返す。モンシロチョウに比べると、年間の発生回数は少ない。

越冬態:

蛹。
  幼虫を短日条件で飼育すると休眠蛹となる。

幼虫の食餌(食草):

アブラナ科植物の葉、花、果実など。
  本州・四国・九州では、主にハタザオ類(ハクサンハタザオ、ヤマハタザオ、スズシロソウなど)を利用するが、イヌガラシなども利用する。
  北海道では、キレハイヌガラシ、コンロンソウなど他、ダイコンやキャベツなどの蔬菜類も利用する。


近縁種

スジグロシロチョウ
モンシロチョウ
オオモンシロチョウ
タイワンモンシロチョウ

その他の類似種

モンキチョウ 白色型♀
ヒメシロチョウ
ツマキチョウ

  

    

   

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