ソデグロヅル

日本には稀に飛来するソデグロヅルが
今シーズンは九州や四国で確認されていることが
すでに報道されています。

ソデグロヅルにも会えたらいいなーと思いつつ、
四国を訪れたところ、幸運にもまだいてくれたので、
動画も含め、撮影することができました。

食餌に忙しいソデグロヅル@愛媛県 撮影:藤井 恒

ソデグロヅルは初めて見ましたが、
顔が赤いので、ぱっと見、トキに似ていると思いました。

大きく写っていますが、脅かさないように
1600mmで撮影したものをトリミングしてあります。

夕方近くに見つけて30分くらい撮影しましたが、
時々周囲を警戒しつつではあるものの
ほぼずっと食べ続けていたので、
餌が豊富なこの場所は居心地がいいのでしょう。

ソデグロヅルの立ち姿@愛媛県 撮影:藤井 恒

食べるのを止めて歩き出したので、
そろそろ塒(ねぐら)へ飛び立つのかな?
と思っていると、いきなり飛び立ちました。

ソデグロヅルの飛翔@愛媛県 撮影:藤井 恒

ソデグロというのは、飛ばないとわからない特徴なので
急に飛び立って慌てて撮影しましたが、
飛翔写真もなんとか撮れて良かったです。

タゲリ

タゲリはなかなかおしゃれな鳥です。

タゲリ@愛知県 撮影:藤井 恒

冬鳥として渡って来ますが、
先日、訪れた山陰では群れで行動していました。

タゲリの群れ@島根県 撮影:藤井 恒
タゲリの群れ@島根県 撮影:藤井 恒
水田に降りて来たタゲリの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

飛んでいる姿もなかなか綺麗です!

タゲリ@島根県 撮影:藤井 恒

チュウヒとハイイロチュウヒ

今シーズンもチュウヒやハイイロチュウヒが見られるようになりましたが
まだあまり多くはないようです。

夕陽を浴びて飛ぶチュウヒ@滋賀県 撮影:藤井 恒
ハイイロチュウヒ♀@滋賀県 撮影:藤井 恒

先日、訪れた山陰では、幸運にも、
日中、狩りをするハイイロチュウヒを観察することができました。

葦原で狩りをするハイイロチュウヒ♀(タイプ?)@鳥取県 撮影:藤井 恒
獲物を探すハイイロチュウヒ♂@島根県 撮影:藤井 恒

関西では今シーズンはまだ♀(タイプ)しか見ていないので、
綺麗な♂に出会えてラッキーでした。

マガンの群れ

コハクチョウやナベヅルがいた川の近くには
多数のマガンが餌を食べに集まっていました。

マガンの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

撮影しながら見ていると、次々に群れで飛んできました。

近づいてくるマガンの群れ@島根県 撮影:藤井 恒
着陸態勢に入ったマガン@島根県 撮影:藤井 恒
次々と着地するマガン@島根県 撮影:藤井 恒
田んぼで餌を食べるマガンの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

正確な数はわかりませんが、いちばん多かった時は1000羽以上、集まっていたのではないかと思います。

夕焼けの中をねぐらへ帰るマガン@島根県 撮影:藤井 恒

日が暮れて、マガンたちも少しずつ、ねぐらに戻っていきました。

日も暮れて撮影も難しくなって来たので、車で帰ることにしたのですが、
少し走ったところで右前方からマガンの大群が一斉に飛び立ちました。

一斉に飛び立ったマガンの大群@島根県 撮影:藤井 恒

上の写真、というか画像は、ドライブレコーダーから切り取ったもので
鳥が流れていたり、不鮮明だったりしていますが、
雰囲気はおわかりいただけるかと思います。
実際にはここに写っているのは、このときとんだマガンの半分くらいです。

ほんの数分待てば、ちゃんと写真に収められたかもしれませんが、
ナベヅルとコハクチョウを撮影に熱中していて、
マガンがまだたくさん残っていることをうっかり忘れてしまっていたのです。

大失敗ですが、またの機会に撮影したいと思います。
ただ、次はいつこんな機会が訪れるかわかりませんが。。。

ねぐらへ戻るコハクチョウ

塒(ねぐら)に戻ってくるコハクチョウを撮影していた時に
偶然、やって来たのが昨日アップしたナベヅルでした。

この場所はコハクチョウの塒になっているので
餌を食べに出かけていたコハクチョウたちが、
夕方になると次々に戻ってきます。

鳴きながら戻って来たコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

上の写真は「コオー、コオー」と鳴きながら飛んでいるコハクチョウで、
この個体は単独で塒に向かってまっすぐ飛んできた後、
下の写真のように旋回して着水しました。

旋回するコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

夕陽が当たっているので、白い羽が黄色っぽくなっています。

ここからは遠くに伯耆大山を見ることができますが、
この日は山頂まで良く見えていて綺麗でした。

夕陽を浴びて塒へ向かうコハクチョウの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

太陽が西の空に沈む直前になると、
赤い夕陽が白鳥の羽を黄色からオレンジ色に染めていき、
最後は下の写真のように赤く染めるようになります。

夕陽で赤く染まったコハクチョウの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

湖北のコハクチョウは、夕方は逆光で撮影することになるので、
空は赤く、白鳥は黒っぽく写ってしまいますが、
ここは順光でも撮影できるので、
赤い白鳥を撮影することができて良かったです。

ナベヅル

ナベヅルというと鹿児島県の出水が有名で
私も撮影に訪れたことがありますが、
渡りの途中で他の場所に立ち寄ることもあります。

渡りの途中、舞い降りて来たナベヅルの親子@高知県 撮影:藤井 恒

上の写真は以前、高知県を車で走行中、
上空を飛んでいたナベヅルの親子が降りて来たのを撮影したものです。
この後、トラクターが近づいて来たため、
また飛び去ってしまいました。

今年はこの高知県も含め、
何カ所かでナベヅルやマナヅルが観察されているそうで、
私も島根県でナベヅルを偶然、撮影することができました。

夕陽を浴びて飛ぶナベヅル@島根県 撮影:藤井 恒

夕方になり、餌を食べに出かけていたコハクチョウが少しずつ戻って来ていましたが、
その中に細身のツルの姿を見つけました。そのまま飛び去るかなと思ったら、
旋回して戻ってきました。

紅葉をバックに飛ぶナベヅル@島根県 撮影:藤井 恒

そして、コハクチョウがいる川へ降りました。

川に降りたナベヅルと近くのコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

夕方で光量が不足していると、遠いため画質があれていますが、
大きくトリミングしたが下の写真です。

何かを食べたナベヅルと近くのコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

その後、1羽のヒシクイも降りて来て、
ナベヅルとコハクチョウとヒシクイが近くに並びました。

ナベヅルとコハクチョウとヒシクイ@島根県 撮影:藤井 恒

この日はここで夜を明かしたのではないかと思いますが、
ナベヅルは、この後、近くの山口県か、出水(鹿児島県)まで
渡って行くのではないかと思います。

なお、11月下旬に近くで19羽のナベヅルが観察されていますが、
https://nordot.app/836863718356647936?c=392910291136873569
この個体がその中の1羽かどうかは不明です。

湖北のオオワシ

今日は琵琶湖を一周して、
途中、湖北のオオワシに会ってきました。

オオワシ 撮影:藤井 恒

前回行った日は、長旅でお疲れだったのか、
塒から一度も飛び立たってくれませんでしたが、
今日は朝から餌を捕ったりしていたようで、
私がいた2時間ほどの間に3回飛んでくれました。

オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

紅葉はだいぶ終わってしまいましたが、
それっぽい写真は撮れて良かったです。

オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒
オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

1回目の漁は失敗したようでしたが、2回目はうまく魚を捕って来たのですが、
そのまま塒の方へ行ってしまったので、食べているところは撮影できませんでした。

獲物を持ち帰るオオワシ 撮影:藤井 恒
オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

今日は背面の写真も撮影できてラッキーでした。

養老の滝

岐阜県の養老の滝は古くから知られている名瀑で
日本の滝100選にも選定されています。

養老の滝 撮影:藤井 恒

高さは32mですが、直下で見ると大きく見える美しい滝です。

紅葉が見頃になったので、立ち寄って撮影してみました。
平日でしたが、滝見の人もかなり多かったため、
上のような写真になりました。

養老の滝 撮影:藤井 恒

少し下から撮影するとこんな感じですが、
撮影できるアングルが限られているため、
よくある写真になってしまいました。

日本アルプスを望む 撮影:藤井 恒

養老公園からは濃尾平野を一望でき、
遠くには日本アルプスの山並みも見ることができました。

サザンカと紅葉 撮影:藤井 恒

ちょうどサザンカも見頃になっていて、
赤く色づいたモミジと一緒に楽しむことができました。

ヒシクイ

ヒシクイは雁の仲間で、
マガンとともに琵琶湖(湖北)にも
多くの個体が飛来して越冬します。

今年は10月に新潟県に立ち寄った際にも
ヒシクイを見ることができました。

水田で餌を探すヒシクイ@新潟県 撮影:藤井 恒

近くを探すと、多数のヒシクイが休んでいました。

水田で休むヒシクイの群れ@新潟県 撮影:藤井

ここには200羽近くのヒシクイがいたようですが、そこへマガンが1羽飛んできました。

ヒシクイの群れに降り立つマガン 撮影:藤井 恒

そして、関西に帰り11月になると、湖北にもヒシクイが渡ってきました。

ヒシクイの群れ@滋賀県 撮影:藤井 恒
ヒシクイ@滋賀県 撮影:藤井 恒

これから冬に向かって、湖北でもたくさんのヒシクイを見ることができます。

東福寺の紅葉

京都には紅葉の名所になっているところがたくさんありますが、
その中でも東福寺は特に有名な場所の一つです。

観光客が多すぎて、近くに住んでいるのになかなか行く気になれない
のですが、以前、撮影した写真があったので、少し紹介します。

東福寺の紅葉 撮影:藤井 恒

上の写真は有名なスポットですが、混雑するため今は撮影できないかもしれません。

落葉 撮影:藤井 恒
落葉 撮影:藤井 恒

この日は、かなり落葉していましたが、
これはこれで美しいですよね。

紅葉 撮影:藤井 恒

お天気が今ひとつでしたが、光が差し込むと上の写真のように
モミジが黄金色に輝いてとても綺麗です。