ねぐらへ戻るコハクチョウ

塒(ねぐら)に戻ってくるコハクチョウを撮影していた時に
偶然、やって来たのが昨日アップしたナベヅルでした。

この場所はコハクチョウの塒になっているので
餌を食べに出かけていたコハクチョウたちが、
夕方になると次々に戻ってきます。

鳴きながら戻って来たコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

上の写真は「コオー、コオー」と鳴きながら飛んでいるコハクチョウで、
この個体は単独で塒に向かってまっすぐ飛んできた後、
下の写真のように旋回して着水しました。

旋回するコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

夕陽が当たっているので、白い羽が黄色っぽくなっています。

ここからは遠くに伯耆大山を見ることができますが、
この日は山頂まで良く見えていて綺麗でした。

夕陽を浴びて塒へ向かうコハクチョウの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

太陽が西の空に沈む直前になると、
赤い夕陽が白鳥の羽を黄色からオレンジ色に染めていき、
最後は下の写真のように赤く染めるようになります。

夕陽で赤く染まったコハクチョウの群れ@島根県 撮影:藤井 恒

湖北のコハクチョウは、夕方は逆光で撮影することになるので、
空は赤く、白鳥は黒っぽく写ってしまいますが、
ここは順光でも撮影できるので、
赤い白鳥を撮影することができて良かったです。

ナベヅル

ナベヅルというと鹿児島県の出水が有名で
私も撮影に訪れたことがありますが、
渡りの途中で他の場所に立ち寄ることもあります。

渡りの途中、舞い降りて来たナベヅルの親子@高知県 撮影:藤井 恒

上の写真は以前、高知県を車で走行中、
上空を飛んでいたナベヅルの親子が降りて来たのを撮影したものです。
この後、トラクターが近づいて来たため、
また飛び去ってしまいました。

今年はこの高知県も含め、
何カ所かでナベヅルやマナヅルが観察されているそうで、
私も島根県でナベヅルを偶然、撮影することができました。

夕陽を浴びて飛ぶナベヅル@島根県 撮影:藤井 恒

夕方になり、餌を食べに出かけていたコハクチョウが少しずつ戻って来ていましたが、
その中に細身のツルの姿を見つけました。そのまま飛び去るかなと思ったら、
旋回して戻ってきました。

紅葉をバックに飛ぶナベヅル@島根県 撮影:藤井 恒

そして、コハクチョウがいる川へ降りました。

川に降りたナベヅルと近くのコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

夕方で光量が不足していると、遠いため画質があれていますが、
大きくトリミングしたが下の写真です。

何かを食べたナベヅルと近くのコハクチョウ@島根県 撮影:藤井 恒

その後、1羽のヒシクイも降りて来て、
ナベヅルとコハクチョウとヒシクイが近くに並びました。

ナベヅルとコハクチョウとヒシクイ@島根県 撮影:藤井 恒

この日はここで夜を明かしたのではないかと思いますが、
ナベヅルは、この後、近くの山口県か、出水(鹿児島県)まで
渡って行くのではないかと思います。

なお、11月下旬に近くで19羽のナベヅルが観察されていますが、
https://nordot.app/836863718356647936?c=392910291136873569
この個体がその中の1羽かどうかは不明です。

湖北のオオワシ

今日は琵琶湖を一周して、
途中、湖北のオオワシに会ってきました。

オオワシ 撮影:藤井 恒

前回行った日は、長旅でお疲れだったのか、
塒から一度も飛び立たってくれませんでしたが、
今日は朝から餌を捕ったりしていたようで、
私がいた2時間ほどの間に3回飛んでくれました。

オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

紅葉はだいぶ終わってしまいましたが、
それっぽい写真は撮れて良かったです。

オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒
オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

1回目の漁は失敗したようでしたが、2回目はうまく魚を捕って来たのですが、
そのまま塒の方へ行ってしまったので、食べているところは撮影できませんでした。

獲物を持ち帰るオオワシ 撮影:藤井 恒
オオワシの飛翔 撮影:藤井 恒

今日は背面の写真も撮影できてラッキーでした。

養老の滝

岐阜県の養老の滝は古くから知られている名瀑で
日本の滝100選にも選定されています。

養老の滝 撮影:藤井 恒

高さは32mですが、直下で見ると大きく見える美しい滝です。

紅葉が見頃になったので、立ち寄って撮影してみました。
平日でしたが、滝見の人もかなり多かったため、
上のような写真になりました。

養老の滝 撮影:藤井 恒

少し下から撮影するとこんな感じですが、
撮影できるアングルが限られているため、
よくある写真になってしまいました。

日本アルプスを望む 撮影:藤井 恒

養老公園からは濃尾平野を一望でき、
遠くには日本アルプスの山並みも見ることができました。

サザンカと紅葉 撮影:藤井 恒

ちょうどサザンカも見頃になっていて、
赤く色づいたモミジと一緒に楽しむことができました。

ヒシクイ

ヒシクイは雁の仲間で、
マガンとともに琵琶湖(湖北)にも
多くの個体が飛来して越冬します。

今年は10月に新潟県に立ち寄った際にも
ヒシクイを見ることができました。

水田で餌を探すヒシクイ@新潟県 撮影:藤井 恒

近くを探すと、多数のヒシクイが休んでいました。

水田で休むヒシクイの群れ@新潟県 撮影:藤井

ここには200羽近くのヒシクイがいたようですが、そこへマガンが1羽飛んできました。

ヒシクイの群れに降り立つマガン 撮影:藤井 恒

そして、関西に帰り11月になると、湖北にもヒシクイが渡ってきました。

ヒシクイの群れ@滋賀県 撮影:藤井 恒
ヒシクイ@滋賀県 撮影:藤井 恒

これから冬に向かって、湖北でもたくさんのヒシクイを見ることができます。

東福寺の紅葉

京都には紅葉の名所になっているところがたくさんありますが、
その中でも東福寺は特に有名な場所の一つです。

観光客が多すぎて、近くに住んでいるのになかなか行く気になれない
のですが、以前、撮影した写真があったので、少し紹介します。

東福寺の紅葉 撮影:藤井 恒

上の写真は有名なスポットですが、混雑するため今は撮影できないかもしれません。

落葉 撮影:藤井 恒
落葉 撮影:藤井 恒

この日は、かなり落葉していましたが、
これはこれで美しいですよね。

紅葉 撮影:藤井 恒

お天気が今ひとつでしたが、光が差し込むと上の写真のように
モミジが黄金色に輝いてとても綺麗です。

四季桜と紅葉

四季桜は春と秋の2回咲くサクラで、
秋には紅葉と一緒に楽しむことができます。

春のサクラと異なり、少しずつ咲いていく感じなので
見頃の見極めが難しいのですが、
愛知県豊田市の四季桜が見頃になったようなので
撮影にしに行ってみました。

川見四季桜の里 撮影:藤井 恒

土日・祝日は大混雑するようなので、平日の朝に行きましたが
それでも駐車場が満車になり始めていましたので、
寄り道せずに。撮影にいちばん適していそうな川見へ直行しました。

紅葉と四季桜 撮影:藤井 恒

四季桜の花は白ぽく、ぽつぽつと咲いている感じなので、
桜林というより、遠目には白い梅林のような感じです。

四季桜だけだと印象が弱いので、
紅葉と一緒に撮影するのがいいですね。

四季桜 撮影:藤井 恒
紅葉と四季桜 撮影:藤井 恒

四季桜と紅葉の写真を撮影していたら、四季桜の上をハイタカが飛びました。


急いで望遠レンズを用意しましたが、タカは山の向こうに消えてしまい、
残念ながら、タカと四季桜が一緒に写っている写真は撮れませんでした。

コウノトリ

野生のコウノトリがほとんど見られなくなり、
野生復帰を目指して2005年、
兵庫県豊岡市でコウノトリの放鳥が始まりました。

今では兵庫県以外の場所でもコウノトリの姿が
見られるようになりましたが、
個体数が多いのはやはり豊岡市周辺です。

川で餌を採っていたコウノトリが
水浴びを始めたので邪魔しないように気をつけながら、
撮影してみました。

水浴びするコウノトリ 撮影:藤井 恒

水浴びは何度もしていたので動画でも撮影しました。

羽を乾かすコウノトリ 撮影:藤井 恒

水浴びの後は翼を広げて、羽を乾かし、

飛び立ったコウノトリ 撮影:藤井 恒

近くの田んぼに向かいました。

田んぼに降りるコウノトリ 撮影:藤井 恒
2羽で食事をするコウノトリ 撮影:藤井 恒

田んぼに降りると、
先に食事をしていたコウノトリと一緒に食事を始めました。
川ではあまり餌を捕れなかったようですが、
田んぼでは次々に餌を口に運んでいたので、
こちらの方が採餌効率は良さそうです。

部分月蝕(2021年11月19日)

11月19日は石川県に撮影に行っていましたが、
部分月蝕が観察できる日と重なってしまいました。

その後、車で帰宅する予定になっていたため、
日の入り後に見られる月蝕の撮影は諦めていました。

しかし、福井県内のSAで休憩後、
空を見ると赤銅色の月が。

慌てて、車からカメラを持ってきて、
最大蝕になる直前から月蝕が終わるまでを
途切れ途切れ写真と動画で撮影することができました。

事前に準備していなかったこともあり、
あまり綺麗に撮影できていませんが
ほぼ10分間隔で撮影した写真を並べてみました。

部分月蝕 撮影:藤井 恒

皆既月蝕ではありませんし、
月蝕の前半は時間の問題もあって撮影できませんでしたが、
ほぼ皆既月蝕に近い状態が長く続いたので
途中から三脚をセットして撮影できたのは良かったです。

最上段の写真は手持ち撮影でシャッター速度も遅いのですが、
カメラに助けてもらってなんとか撮影できました。

皆既月蝕はまた撮影機会があると思いますので、
いろんなタイミングが合えば、
事前に準備して撮影してみたいと思います。

湖東三山 西明寺

湖東三山の最後は西明寺です。

西明寺 三重塔と紅葉 撮影:藤井 恒

西明寺にも美しい三重塔があり、近くに綺麗なモミジもあります。

西明寺 三重塔と紅葉 撮影:藤井 恒

参拝者の方も多いため、人が写らないように撮影するとこんな感じの写真になってしまいます。

西明寺 黄色いモミジ 撮影:藤井 恒
西明寺 色とりどりのモミジ 撮影:藤井 恒

この日は紅葉はまだピーク前でしたが、
綠、黄色、赤と色とりどりのモミジもまた美しいと思います。