有明海のソリハシセイタカシギ

九州、有明海でもソリハシセイタカシギに出会えました。

干潟で採餌するソリハシセイタカシギ@佐賀県 撮影:藤井 恒

干潟の鳥を見るには、満潮の前後が適しているのですが、
行くことができたのがかなり潮が引いてしまってからだったため、
多くの鳥がかなり沖に移動した後でした。

今シーズンは有明海にソリハシセイタカシギが12羽も来ているようなので、
歩いて探してみたところ、水が残っている場所で餌を食べている
ソリハシセイタカシギを見つけました。

逆光で距離もかなり離れていたため、私が確認できたのは7羽ほどで、
上の写真には手前に3羽、ぼけていますが後方に3羽の計6羽が写っています。

おそらく、もっと遠くの方に他の個体もいたのではないかと思います。

ソリハシセイタカシギ@佐賀県 撮影:藤井 恒

上の写真がいちばん近くに来たくらいの時のものですが、
1600mm相当で撮影した写真をかなりトリミングしています。
光条件も悪いので、不鮮明ですが撮影できただけでも良かったと思います。

餌を食べるツクシガモ(左)とソリハシセイタカシギ(右)@佐賀県 撮影:藤井 恒

採餌の様子は動画でも撮影してあり、その方がわかりやすいのですが、
頭を左右に大きく振りながら、反り返っているくちばしを泥の中に入れて餌を食べます。

一緒にツクシガモも採餌していましたが、
ツクシガモはくちばしの先端部を泥にほぼ入れたまま
くちばしを小刻みに動かしながら、
首を横にも振りつつ前進して食べていくので
採餌の方法の違いがよくわかって面白かったです。

他のシギ・チドリやカモメなども盛んに餌を食べていましたが、
こういう干潟の重要性も改めて認識することができました。

次はもっと条件がよい時に訪れてみたいと思います。

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